「Jリーグ勢のACL2連覇へ」
今年も、アジア王者を決める”ACL”が始まりました。
昨年のACL2022では、浦和レッズが優勝。
見事、3度目のアジア王者に輝きました。
今季は、”Jリーグ勢の連覇”が懸った大会です。
これまで、連覇を達成したのは2回。
- 2007:浦和レッズ-2008:ガンバ大阪
- 2017:浦和レッズ-2018:鹿島アントラーズ
過密日程の中、「日本がアジアNo.1」であることを証明しようと奮闘しています。
今回は、2023年度・Jリーグ勢のACLについてご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
Jリーグからの出場チーム
Embed from Getty Images出場チーム:4チーム
チーム名 | 出場決定の経緯 | 最高成績 |
---|---|---|
横浜F.マリノス | Jリーグ王者 | ベスト16 (2020年,2022年) |
ヴァンフォーレ甲府(J2) | 天皇杯王者 | 初出場 |
川崎フロンターレ | Jリーグ2位 | ベスト8 (2017年) |
浦和レッズ | ACL王者 | 優勝 (2007年,2022年) |
横浜F.マリノス(グループG)
国内では多くのタイトルを獲得しているものの、アジアでの最高成績はベスト16。
選手層が厚く、”ターンオーバー”できることが大きな強みです。
順位表
順位 | チーム名 | 試合数 | 勝ち点 | 得失点 |
---|---|---|---|---|
1位 | 仁川U | 2 | 6 | +6 |
2位 | 山東泰山 | 2 | 3 | 1 |
3位 | 横浜F.マリノス | 2 | 3 | -1 |
4位 | カヤFCイロイロ | 2 | 0 | -6 |
試合日程
日程 | 対戦相手 | 勝敗 | 得点者 |
---|---|---|---|
第1節 9/19 19:00 | 仁川 (H) | ● 2-4 | ・西村拓真 ・宮市亮 |
第2節 10/3 21:00 | 山東 (A) | ○ 1-0 | ・水沼宏太 |
第3節 10/25 19:00 | カヤ (H) | ||
第4節 11/7 21:00 | カヤ (A) | ||
第5節 11/28 19:00 | 仁川 (A) | ||
第6節 12/13 17:00 | 山東 (H) |
グループGの対戦相手
仁川ユナイテッド(韓国)
ACL初出場。
今夏まで神戸でプレーしたムゴシャ選手が所属しています。
2021年6月に亡くなった柳想鐡(ユサンチョル)さんが最後に指揮を執ったチームです。
Embed from Getty Images山東泰山(中国)
中国超級リーグ2位。
キャプテンを務めるのは、アフロヘアーがトレードマークのフェライニ(元・マンチェスターU)。
カヤFCイロイロ(フィリピン)
2022年フィリピンリーグ王者。
2人の日本人選手が所属しています。
- 斎藤彰人:実践学園高校(選手権出場)→産業能率大学
- 堀越大蔵:多摩大目黒高校→東海大学→アルビレックス新潟シンガポール
ヴァンフォーレ甲府(グループH)
2022年天皇杯王者。
J2からのACL出場は、2006年の東京ヴェルディ以来2チーム目。
- 規定により、小瀬ではなく”国立競技場”をホームとして開催
- 予算規模の都合上、エコノミークラスでの移動
初のACLで、サッカー以外の部分でも戦っています。(参照:Sportiva)
順位表
順位 | チーム名 | 試合数 | 勝ち点 | 得失点 |
---|---|---|---|---|
1位 | メルボルン | 2 | 4 | 1 |
1位 | ヴァンフォーレ甲府 | 2 | 4 | 1 |
3位 | ブリーラムU | 2 | 3 | 2 |
4位 | 浙江FC | 2 | 0 | -4 |
試合日程
日程 | 対戦相手 | 勝敗 | 得点者 |
---|---|---|---|
第1節 9/20 20:00 | メルボルン (A) | △ 0-0 | – |
第2節 10/4 19:00 | ブリーラム (H) | ○ 1-0 | ・長谷川元希 |
第3節 10/25 18:00 | 浙江FC (A) | ||
第4節 11/8 19:00 | 浙江FC (H) | ||
第5節 11/29 19:00 | メルボルン (H) | ||
第6節 12/12 17:00 | ブリーラム (A) |
グループHの対戦相手
メルボルン・シティFC(オーストラリア)
2022-23シーズンのオーストラリアリーグ王者。
マンチェスターシティも属する、”シティフットボールグループ”のひとつ。(マリノスもシティグループ)
レッキー、ナバウト(元浦和)など、多くのオーストラリア代表選手がプレーしています。
ブリーラム・ユナイテッド(タイ)
2022年タイリーグ王者。
昨季までは石井正忠監督(元・鹿島など)が指揮しており、ティーラトン選手(元・横浜M)が所属しています。
ACLには5年連続出場中で、最高成績はベスト16。
浙江FC(中国)
2022年中国超級リーグ3位。
ACL出場は2011年以来2回目。
レオナルド選手(元・浦和など)が在籍するチームです。
川崎フロンターレ(グループI)
多くの選手を海外に輩出していることもあり、ここ数年で最も苦しいシーズン。
今季のACLでは、川崎にとって”因縁の相手”が勢揃いした「死の組」です。
順位表
順位 | チーム名 | 試合数 | 勝ち点 | 得失点 |
---|---|---|---|---|
1位 | 川崎フロンターレ | 2 | 6 | 2 |
2位 | 蔚山現代 | 2 | 3 | 1 |
3位 | ジョホール | 2 | 3 | 1 |
4位 | パトゥムU | 2 | 0 | -4 |
試合日程
日程 | 対戦相手 | 勝敗 | 得点者 |
---|---|---|---|
第1節 9/19 21:00 | ジョホール (A) | ○ 1-0 | ・マルシーニョ |
第2節 10/3 19:00 | 蔚山現代 (H) | ○ 1-0 | ・橘田健人 |
第3節 10/24 21:00 | パトゥムU (A) | ○ 4-2 | ・遠野大弥 ・橘田健人 ・マルシーニョ ・大南拓磨 |
第4節 11/7 19:00 | パトゥムU (H) | ||
第5節 11/28 19:00 | ジョホール (H) | ||
第6節 12/12 19:00 | 蔚山現代 (A) |
グループIの対戦相手
蔚山現代(韓国)
2022年Kリーグ王者で、ACL優勝回数は2回(2012年、2020年)。
洪明甫監督(元・柏など)が指揮を執り、江坂任選手も所属しています。
川崎と同組になるのは5度目。
パトゥム・ユナイテッドFC(タイ)
2022年はACLベスト8。
今夏まで川崎に所属した、チャナティップ選手がプレーしています。
ジョホール(マレーシア)
マレーシアリーグ9連覇中。
昨季のACLで、川崎のGL突破がほぼ決まりかけていた所、同組・別の試合でジョホールがロスタイム弾。
実質、ジョホールによって”川崎の敗退”が決まった過去があります。
2023シーズンまでポルトガルでプレーしていた邦本宜裕選手が所属。
浦和レッズ(グループJ)
2022年ACL王者。
3度目のACL優勝と、ACL連覇を目指し、サポーターもアウェーの地に大挙します。
順位表
順位 | チーム名 | 試合数 | 勝ち点 | 得失点 |
---|---|---|---|---|
1位 | 浦項スティーラース | 2 | 6 | 4 |
2位 | 浦和レッズ | 2 | 4 | 6 |
3位 | 武漢三鎮 | 2 | 1 | -2 |
4位 | ハノイFC | 2 | 0 | -8 |
試合日程
日程 | 対戦相手 | 勝敗 | 得点者 |
---|---|---|---|
第1節 9/20 21:00 | 武漢三鎮 (A) | △ 2-2 | ・リンセン ・ホセ カンテ |
第2節 10/4 19:00 | ハノイFC (H) | ○ 6-0 | ・オウンゴール ・ショルツ ・高橋利樹 ・関根貴大 ・ホセ カンテ ・パンヤ |
第3節 10/24 19:00 | 浦項 (H) | × 0-2 | – |
第4節 11/8 19:00 | 浦項 (A) | ||
第5節 11/29 19:00 | 武漢三鎮 (H) | ||
第6節 12/6 21:00 | ハノイFC (A) |
グループJの対戦相手
浦項スティーラース(韓国)
2009年にACL優勝。
2021年にもACL決勝戦に進出した、アジアの戦いで強いチームです。
武漢三鎮(中国)
2022年に中国超級リーグに昇格し、「初昇格初優勝」。
今夏まで、アデミウソン選手(町田)がプレーしていたクラブです。
ハノイFC(ベトナム)
2022年ベトナムリーグ王者で、ACLは初出場。
10人近いベトナム代表選手が所属しています。
ACLのレギュレーションと開催時期
参加チーム:40チーム
東西20チームずつに分かれ、GL(グループリーグ)を戦います。
GLは、1つのグループに4チームが同居し、10のグループに分かれます。
(東西それぞれ5グループ)
- 西アジア:A・B・C・D・Eグループ
- 東アジア:F・G・H・I・Jグループ
各グループの1位と、2位の中で勝ち点上位3チームがGL突破。(東西別)
※2位に入っても、他グループの2位次第ではGL敗退の可能性もあります。
西・8チーム、東・8チームの合計16チームでノックアウトステージを開催。(H&A方式)
東西が対戦するのは”決勝戦”のみ。
「Jリーグ勢vsサウジ勢」を見るには、決勝戦まで進む必要があります。
決勝リーグの開催時期
試合 | 西アジア | 東アジア |
---|---|---|
ラウンド16 | ①2/12・2/13 ②2/19・2/20 | ①2/13・2/14 ②2/20・2/21 |
準々決勝 | ①3/4・3/5 ②3/11・3/12 | ①3/5・3/6 ②3/12・3/13 |
準決勝 | ①4/16 ②4/23 | ①4/17 ②4/24 |
決勝戦
・第1戦:5/11
・第2戦:5/18
アウェーゴールは廃止。
同点の場合は、延長戦の後・PK戦。
ACLを観るならDAZN
ACLは、DAZNの独占放送です。
日本が属する”東アジア”だけでなく、スター選手が多数在籍する”西アジア”の試合も観戦できます。
まとめ
ACLは、Jリーグとは違った難しさのある大会です。
- 移動距離
- 過密日程
- 気温差
- 荒れたピッチ など
Jリーグと並行して戦うには、選手層の厚さが必要不可欠。
また、外国でも快適に過ごすためには、チームスタッフの働きも普段以上に重要です。
まさに「総力戦」と言える戦いです。
3度目の”Jリーグ勢の2連覇”は達成できるのか。
今季も、要注目です。
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