「圧倒的なスタッツ」
2022-23シーズン。
ベルギーリーグで、圧倒的なスタッツを残した日本人DFがいます。
渡辺剛選手が初めて日本代表に選出されたのは、プロ1年目の2019年。
それ以降、日本代表はおろか、東京五輪出場も逃しています。
ベルギーに渡り、才能を開花させた選手。
”圧倒的な結果”を残し、2023年に”日本代表復帰”を果たしました。
今回は、渡辺剛のプレースタイルと経歴をご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
渡辺剛ってどんな選手?
- 名前:渡辺剛(わたなべ つよし)
- 生年月日:1997年2月5日
- 出身地:埼玉県
- 所属クラブ:KAAヘント
- ポジション:DF
- 背番号:3番
- 身長:186cm
- 体重:78kg
- 利き足:右
日本代表歴
Embed from Getty Images渡辺選手は、プロ1年目に日本代表デビュー。
2019年のE-1選手権に出場しています。
世代別代表には、プロ入り後に初選出。
地元開催となる東京五輪出場を目指していましたが、惜しくも落選しています。
高校・大学経由でFC東京に復帰
Embed from Getty Imagesユースからトップ昇格せず、”大学経由”でトップチームを目指す選手は大勢います。
※昇格しなかったパターンと昇格できなかったパターンがあります。
渡辺選手が昇格を逃したのは、中学生→高校生のタイミング。
FC東京U-15から、”高校・大学経由”でFC東京に入団しています。
上田綺世選手も、同じく高校・大学経由での復帰組です。
就職活動も考えた大学生時代
Embed from Getty Images大学3年生になると、大学生は”就職活動”を意識します。
渡辺選手は、大学3年生の冬の時点でプロからのオファーはなし。
必然的に、”就活”という選択肢も頭の中に芽生えます。
家族への相談の末、「就活はせずにプロ入り」を目指すことに。(参照:4years)
大学4年の夏にFC東京からのオファーを受け、見事プロ入りを勝ち取っています。
渡辺剛の着用スパイク
メーカー:プーマ
渡辺選手は、プーマの”フューチャー”を着用しています。
フィット感に優れ、一瞬のクイックネスに優れたスパイクです。
渡辺剛のプレースタイル
Embed from Getty Images「屈強なCB(センターバック)」
渡辺選手の特徴は、空中戦とフィジカルの強さ。
大型な外国籍選手を抑えることのできるフィジカルの強さ。
そして、空中戦では”守備”のみならず、得点も決められる選手です。
2022-23シーズンはベルギーリーグで驚異的な成績を残しています。
今シーズンが終了しました。
— TSUYOSHI WATANABE / 渡辺剛 (@tsuyoshi4w) April 24, 2023
ベルギー国内のフィールドプレーヤーで唯一の全試合フル出場でした!
今シーズンはセンターバックを始め、アンカー、シャドーなどたくさんのポジションも経験しました!!
充実した1年間になりました。
少し休んでまた頑張ります🔥
応援ありがとうございました。 pic.twitter.com/rX5axLPDeb
全試合フルタイム出場を果たし、プレーの内容もリーグトップレベルでした。
渡辺剛の経歴
- 大袋FC/FC東京スクール(春日部市立武里西小学校)
- FC東京U-15深川
- 山梨学院高校サッカー部
- 中央大学サッカー部
- FC東京
- KVコルトレイク(ベルギー)
- KAAヘント(ベルギー)
小学生時代
小学生時代は、大袋FCでプレーしています。
兄の影響でサッカーをはじめ、当時はスピードを生かした快速ドリブラー。
クラブチームとは別で、FC東京のサッカースクールにも通っていました。
中学生時代
中学生時代は、FC東京U-15深川でプレーしています。
ポジションを後ろに下げ、ボランチなどをプレー。
FC東京U-15の別支部である”FC東京U-15むさし”の同学年には、小泉佳穂選手や坂本達裕選手らが在籍していました。
高校生時代
高校生時代は、山梨学院高校サッカー部でプレーしています。
遅めの成長期が来た渡辺選手。(参照:FC東京公式HP)
高校生時代に伸びた身長は約20cm。
ポジションもCB(センターバック)に移し、高校3年時には選手権の優秀選手に選出されています。
大学生時代
大学生時代は、中央大学サッカー部でプレーしています。
1年生の後期からレギュラーに定着。
渡辺選手の在学中は、ほとんどの時期が関東2部リーグ。
4年時に関東2部リーグ優勝を果たし、チームを1部復帰へと導いています。
中央大学時代の同期
・上島拓実(現・横浜F.マリノス)
・大橋祐紀(現・サンフレッチェ広島) など
FC東京
Embed from Getty Images2019年にFC東京に入団します。
プロ1年目はU-23チームを兼務するも、結果的には20試合にスタメン出場。
日本代表経験はあるものの、東京五輪の出場を逃すという悔しさも味わいました。
FC東京での成績
・2019年:20試合2ゴール
・2020年:28試合2ゴール(ルヴァン杯優勝)
・2021年:27試合1ゴール
※2018年は特別指定選手として在籍
FC東京時代のチームメイト
・森重真人
・室屋成
・太田宏介
・小川諒也
・久保建英
・橋本拳人
・安部柊斗
・紺野和也
・平川玲
・野澤大志ブランドン
・バングーナガンデ 佳史扶
・ディエゴ オリヴェイラ
・レアンドロ
・アダイウトン など
コルトレイク(ベルギー)
Embed from Getty Images2021年1月に、KVコルトレイクに移籍します。
印象的なシーズンとなったのは、加入2年目の2022-23シーズン。
チームの順位は14位と振るわなかったものの、渡辺選手は様々なスタッツでリーグ1位を獲得。
シーズン全試合フルタイム出場も成し遂げ、上位チームへとステップアップします。
KAAヘント(ベルギー)
Embed from Getty Images2023年6月にKAAヘントに移籍します。
ヘントは、かつて久保裕也選手(元・日本代表)もプレーしたクラブ。
早速スタメンに定着し、セットプレーから得点も決めています。
まとめ
海外移籍はとても難しいこと。
海外からのオファーは、海外クラブに”自分を見つけてもらう”必要があります。
だからこそ、”日本で優秀な結果を残した選手”のみに海外移籍の権利が与えられます。
そして、本番は海外移籍後。
言語や食事など、環境への適用が必須。
サッカー以外の面でも、難しいことは山積み。
だからこそ、”ステップアップ”を果たした渡辺選手は、日本にいた頃よりも格段に”強い選手”になっています。
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