「寿司をもたら点取り屋」
これまでに数々のゴールを決め、サポーターに喜びをもたらした武藤選手。
武藤選手がゴールを決めると勝利が近づきます。
そして、サポーターはお寿司を食べます。
ベテランとなった今も得点を決め、”街に寿司をもたらす男”。
今回は武藤雄樹のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
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初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
武藤雄樹ってどんな選手?
- 名前:武藤雄樹(むとう ゆうき)
- 生年月日:1988年11月7日
- 出身地:神奈川県座間市
- 所属クラブ:SC相模原
- 背番号:11番
- ポジション:FW
- 身長:170cm
- 体重:68kg
- 利き足:右
武藤は”寿司をもたらす”
「武藤選手ゴールを決める=サポーターが寿司を食べる」
「武藤ゴール=寿司」の経緯
ベガルタ所属時、外国人のチームメイトとTwitterにて「ゴールを決めたら寿司を食べよう」と会話。
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外国人選手が日本語翻訳を使用していたため、「寿司をもたらす」と少し変な日本語に変換されていた。
↓
その会話に興味を持った仙台サポーターがお寿司を食べ始める。
その文化は移籍先の浦和にも引き継がれ、”がってん寿司”とスポンサー契約。
得点を決めると”がってん寿司ポーズ”を披露し、現在は柏の街に寿司をもたらしています。
後輩にはスタバをもたらす
【8/14広島戦】マッチデープログラム『Vitoria』Vol.440 オンライン配信開始|#reysol30 #柏レイソル
— 柏レイソルOFFICIAL (@REYSOL_Official) August 13, 2022
今回の #1minuteQChallenge は #武藤雄樹 選手🍣🍦☕️
☀️レイソルの好きなところは?
🥤スタバは何人に奢ってるの?
📔試合へ向けたインタビューはこちらhttps://t.co/TzKs8cHhjH pic.twitter.com/IkhAPZ5dMH
サポーターに寿司をもたらす武藤選手。
アウェイ遠征では、後輩選手にスタバをもたらします。
試合を終えた帰り道、新幹線に乗る前のスターバックスにはレイソルの選手たちが列をなします。
特に、武藤選手の周囲には若手選手がゾロゾロ。
多い時は10人に奢ることもあるのだとか。
レイソルの選手たちのインスタをフォローすると、”武藤選手への感謝のストーリー”を楽しめます。
椎橋選手は試合だけでなく、”スタバを求めるプレス”も積極的なようです。
日本代表歴
Embed from Getty Images武藤選手は、日本代表として2試合に出場しています。
2015年東アジアカップに出場。
国内組のみの参戦で、2分1敗と悔しい結果となりました。
ただ、2得点を決めた武藤選手は大会得点王に輝いています。
2017年ACL制覇
Embed from Getty Images武藤選手は、2017年にACL制覇を経験しています。
H&A形式の準決勝・決勝ともにフル出場し、アジアの頂点を勝ち取りました。
現在所属する柏レイソルは、ACLに対してどこのチームよりも熱い想いを持っているチームです。
ACL出場権を獲得した際には、アジア制覇経験者の存在がより一層頼もしく思えるかもしれません。
※H&Aとは:ホームとアウェイで1試合ずつ行うこと。
ベガルタ仙台、浦和レッズ時代にACLに出場し、通算35試合に出場しています。
武藤雄樹のプレースタイル
「土壇場での勝負強さ」
2022年シーズン、武藤選手は2度も後半ロスタイムでの得点を決めています。
”ボールが外に出たら試合終了”という場面で勝負強さを発揮し、チームに勝ち点をもたらしました。
”武藤に出せば点をとってくれる”という期待感は、スタジアム全体に漂っています。
- 土壇場での勝負強さ
- オフ・ザ・ボールの動き
- 前線からの守備
武藤選手は、プロの中では特別スピードがある選手ではありません。
それでも”いつの間にか”フリー”になっています。
オフ・ザ・ボールの動きが抜群に上手く、味方からのパスを引き出します。
攻撃ばかりでなく、守備にも全力です。
前線から激しいプレスをかけ、DFにとって非常に嫌な選手です。
オフ・ザ・ボールの動きとは
ボールを持っていない時の動きのこと。
武藤雄樹の経歴
- FCシリウス(座間市立立野台小学校)
- FC湘南ジュニアユース(座間市立栗原中学校)
- 武相高校サッカー部
- 流通経済大学サッカー部
- ベガルタ仙台
- 浦和レッズ
- 柏レイソル
- SC相模原
小学生時代
小学生時代は、FCシリウスでプレーしています。
保育園の頃からサッカーを始め、三浦和良選手・城彰二さんに憧れていました。
FWとしてプレーし、県大会では3位に入賞したことも。
中学生時代
中学生時代は、FC湘南ジュニアユースでプレーしています。
Jクラブ下部組織の選手に圧倒されることもありましたが、「プロになる」という目標を見失わずに練習に励みます。(参照:SOCCER MAMA)
高校生時代
高校生時代は、武相高校サッカー部でプレーしています。
高校3年時にはインターハイに出場し、全国ベスト16に。
インターハイ前には、3日間柏レイソルの練習に参加。
プロ入りはなりませんでしたが、たまたま居合わせた流経大の監督の目に留まり、オファーを受けます。
大学生時代
大学生時代は、流通経済大学サッカー部でプレーしています。
高校時代に圧倒的な成績を残したわけではないものの、1年生でいきなりトップチーム入り。
大学リーグ、JFLで得点を量産します。
また、複数のJクラブの練習にも参加。
- 横浜F.マリノス
- ベガルタ仙台
- モンテディオ山形
3チームの中で、1番最初にオファーをくれたベガルタ仙台への加入を決意します。
ベガルタ仙台
Embed from Getty Images2011年にベガルタ仙台に加入します。
入団直後に東日本大震災が起き、街に元気を与えるためにも選手たちは奮起。
- 2011年:4位
- 2012年:2位
また、武藤選手は現在武器とするオフ・ザ・ボールの動きに磨きをかけます。
元日本代表の柳沢敦さんの動きを観察し、自分の中に落とし込んでいきます。
4年間でJリーグ70試合6ゴール。
FWとしてはパッとしない成績ながらも、浦和レッズからのオファーが届きます。
浦和からオファーがきたことは、周りの人に信じてもらえませんでした。(参照:NumberWeb)
浦和レッズ
Embed from Getty Images2015年に浦和レッズに移籍します。
2年連続二桁ゴールを記録するなど、浦和で大ブレイク。
武藤嘉紀選手(現・ヴィッセル神戸)と比較し、「じゃない方の武藤」と言われたのが嘘のような活躍を見せます。
- 2015年:Jリーグ1stステージ優勝
- 2016年:Jリーグ2ndステージ優勝
- 2017年:ACL優勝
- 2018年:天皇杯優勝
- 2019年:ACL準優勝
毎年のようにタイトルを獲得。
浦和のスリートップ「K・L・M(興梠慎三・李忠成・武藤雄樹)」は、日本屈指の破壊力を誇りました。
柏レイソル
Embed from Getty Images2021年7月に柏レイソルに移籍します。
2022年からは”柏の9番”を背負い、出場すれば点を決める”仕事人ぶり”を発揮。
劇的ゴールを含む7ゴールを記録し、サポーターからの信頼をつかみました。
SC相模原
2024年8月にSC相模原に完全移籍します。
プロ入り後、13年半に渡ってJ1でプレー。
自身初のJ3リーグになりますが、これまで培った経験を”地元”に還元します。
まとめ
武藤選手のプレーからは、”ベテランらしさ”を感じます。
若い頃のようにスピードがあったり、90分にわたって走り続けられるわけではありません。
それでも、勝負所を見逃さず、”決めるべきところ”で結果を残す。
これまで積み重ねてきた経験を、しっかりとプレーに反映させています。
2024年も、武藤雄樹はお寿司とスタバをもたらします。
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