『標高が高いサッカースタジアム』
富士山の標高は3,776m。
”そんな環境でサッカーをする”なんて、考えられますか?
まともに動けないことは明白だし、想像しただけで具合が悪くなってきそうです・・・。
ただ、世界を見ると、意外とあるんです。
恐ろしいことに、富士山よりも高いところにあるスタジアムもあったりします。
今回は、”標高が高いサッカースタジアム”をまとめていきます。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
標高の高いサッカースタジアム
Embed from Getty Images標高の高いスタジアムのほとんどが”南米”にあります。
南アメリカ大陸の西側に”アンデス山脈”が広がっていることで、標高の高い地域が多数。
とても広大な山脈で、なんと7カ国にまたがっています。
- ベネズエラ
- コロンビア
- エクアドル
- ペルー
- ボリビア
- アルゼンチン
- チリ
最高峰は、アルゼンチンとチリの国境にある”アコンカグア”という山です。(標高:6960m)
世界一標高が高いのはペルーのスタジアム
Embed from Getty Images”世界一標高が高い”とされるのは、「ダニエル・アルシデス・カリオン・スタジアム」。
ペルーにあるスタジアムで、標高は4,380m!!
富士山(標高:3776m)よりも、604mも高いところにあるスタジアムです。
※スタジアムの画像等は、次の項に掲載しています。
ボリビアのスタジアム
Embed from Getty Images※ボリビア・ラパスの写真。
標高の高いスタジアムについて調べて気づいたことは、「ボリビアのスタジアムが多い!!」。
どうやら、標高3,000m超えのスタジアムが5つ以上あるようです。
というのも、ボリビアの首都・ラパスの中心街は標高3,600m。
しかも、そんな凄まじい地域で”国際試合”を開催しています。
相手チームは実力を発揮しきれるはずもなく・・・。
標高の高いスタジアム5選
Embed from Getty Imagesここからは、”標高の高いスタジアム”を5つご紹介します。
※標高が高いTOP5ではなく、「高所にあり、尚且つ 有名なスタジアム」を取り上げています。
スタジアム名 (国名) | 標高 |
---|---|
ダニエル・アルシデス・カリオン・スタジアム (ペルー) | 4,380m |
エル・アルト (ボリビア) | 4,150m |
ビクトル・アグスティン・ウガルテ (ボリビア) | 3,960m |
エルナンド・シレス (ボリビア) | 3,577m |
オリンピコ・アタウアルパ (エクアドル) | 2,850m |
ダニエル・アルシデス・カリオン・スタジアム
・国名:ペルー・セロ デ パスコ
・標高:4,380m
・収容人数:8,000人
世界一標高が高いスタジアム。
収容人数が8,000人ということもあり、国際試合が頻繁に行われるわけではないようですが・・・。
とてもサッカーをやる環境ではありません。
※ペルー代表の本拠地はエスタディオ・ナシオナル(5万人収容)。
エル・アルト
Embed from Getty Images・国名:ボリビア・エルアルト
・標高:4,150m
・収容人数:25,000人
エル・アルト=高地(スペイン語)。
名前の通り、”4,000m超え”という超・高所にあるスタジアムです。
2024年からは、ボリビア代表の本拠地としてW杯南米予選も開催中。(参照:Yahoo!news)
相手国の選手からしたら、「勘弁してくれ・・・」って感じでしょう。
ビクトル・アグスティン・ウガルテ
Embed from Getty Images・国名:ボリビア・ポトシ
・標高:3,960m
・収容人数:32,000人
こちらもまたボリビアにある、”4,000m級”のスタジアム。
収容人数32,000人ということもあり、”超・高所&大観衆”でアウェーの洗礼を浴びせられる場所。
今後、国際試合を開催してくるようになるかもしれません・・・。
エルナンド・シレス
Embed from Getty Images・地域:ボリビア・ラパス
・標高:3,577m
・収容人数:41,143人
ボリビア代表の本拠地として使用されてきたスタジアム。
ほぼ富士山と同じ高さで、その酸素の薄さに世界のトッププレイヤーたちも苦しめられました。
2009年には、「ボリビアが6-1でアルゼンチンを下す」という波乱も起きています。(参照:ゲキサカ)
オリンピコ・アタウアルパ
Embed from Getty Images・地域:エクアドル・キト
・標高:2,850m
・収容人数:35,724人
エクアドル代表の本拠地。
あのブラジル代表が、「33年間勝てなかった」というのがエクアドルのスタジアム。(参照:日刊スポーツ)
他のスタジアムがあまりにも高所で、不思議とインパクトが薄れてしまっていますが・・・
それでも、標高約3,000mという高所です。
標高が高いスタジアムの難しさ
Embed from Getty Images※チリの首都・サンティアゴの写真。
ここからは”高所でのサッカーの難しさ”についてチェックしていきます。
ブラジルやアルゼンチンといった強豪が苦しんでいる点を考えると、数ある”アウェーの洗礼”の中でも世界最強クラスかもしれません。
普段通りのプレーができないどころか、命にさえも関わってくるのですから。
酸素が薄い
真っ先に思いつくのは、”酸素が薄い”ということ。
「軽く走っただけ」でも、「激しい運動」と同じくらいの疲労度に変わります。
当然、普段通りのパフォーマンスなんて出せるはずがありません。
ハーフタイムや試合後には、酸素ボンベを用いて酸素を吸引しています。(参照:Football Channel)
高山病の危険
Embed from Getty Images標高2000m以上になると、「高山病が起こりやすくなる」と言われています。(参照:MYメディカルクリニック)
山道を歩いているだけでも、体調が悪くなってしまうわけですが・・・。
選手たちは、この環境で走り回ります。
ネイマールが「こんなコンディションでのプレーは非人道的」と言うのも納得です。(参照:Football Channel)
ボールの軌道が違う
Embed from Getty Images標高が高いところでは、”ボールの軌道”がいつもとは異なります。
空気抵抗が小さくなるため、想定以上にボールが遠くに飛んでしまいます。
ちょうど良いパスを出すには、「いつもよりも弱め」を意識してパスを出さなければなりません。
酸素ボンベが必要な環境で、いつも以上に繊細なタッチを求められるなんて・・・。
まとめ
調べてみて感じたことは、「高所でのサッカーなんてしたくない!」。
ウォーミングアップだけで、体調に異変を感じそうな気がします。
選手たちも、ロッカールームではめちゃくちゃ文句を言ってるでしょう。
それでもちゃんとプレーしているわけです。
アスリートってやっぱりスゴい!!
ただ、個人的には”超・高所での試合”はやめてもらいたいです。
その試合の勝ち・負けだけではなく、クラブに戻った後のパフォーマンスや体調を考えると・・・。
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