「非・エリートのサッカー選手」
プロサッカー選手の大多数が、少年時代からサッカーがすごく上手。
- Jリーグのユース
- 全国常連の高校
大半の選手が、”超”がつく強豪校の出身です。
「この選手は学生時代無名で〜」という紹介を見て、経歴を調べると”全国常連の学校出身”。
「いや、十分エリート!!」というツッコミを入れた経験はありませんか?
では、本当に無名だった選手はいないのか?
調べてみると、現在J1でプレーしている選手の中にも、全国的には無名校出身の選手は大勢いました。
- J1で50試合以上に出場(2023年10月時点)
- Jリーグユースに所属したことがない
- 2000年以降、全国大会に出場していない高校の出身
上記の条件を満たした有名選手をピックアップし、ご紹介します。
「もっとサッカーが楽しくなる」をテーマに、ブログを書いています。
【10分以内】で、気軽に読める記事がたくさんあります。
初心者の方も、サッカー通の方も、ぜひ楽しく読んでください。
海外組
伊東純也
- 所属クラブ
スタッド・ランス(フランス) - 過去の所属クラブ
・ヴァンフォーレ甲府
・柏レイソル - 出身高校
逗葉高校(神奈川県) - 出身大学
神奈川大学
「家から近い」という理由で、逗葉高校(現・逗子葉山高校)に進学。
高校時代の成績は県ベスト32。
同じく「家から近い」という理由で、名門・神奈川大学に進学。
今では、日本代表のエースとしてW杯にも出場しています。
Jリーグ
浅野雄也
- 所属クラブ
北海道コンサドーレ札幌 - 過去の所属クラブ
・水戸ホーリーホック
・サンフレッチェ広島 - 出身高校
四日市四郷高校(三重県) - 出身大学
大阪体育大学
浅野拓磨選手の弟。
7人兄弟で、「強豪に行きたい」とは言い出せず。(参照:ATHLETE WEB)
兄と同じくスピードが武器で、兄よりも”器用”なアタッカー。
ピッチ内外問わず、とても明るく・元気な選手です。
藤井智也
- 所属クラブ
鹿島アントラーズ - 過去の所属クラブ
サンフレッチェ広島 - 出身高校
長良高校(岐阜県)
Jリーグでトップクラスのスピードスター。
小学生時代は東海選抜に選ばれるも、中学生時代はチームでもレギュラーになれず。
周囲は受験に向けて夏で引退する中、藤井選手は大学の練習にも参加。(参照:Number)
立命館大学のスポーツ推薦を勝ち取り、大学有数の選手としてプロに進みます。
岩尾憲
- 所属クラブ
浦和レッズ - 過去の所属クラブ
・湘南ベルマーレ
・水戸ホーリーホック
・徳島ヴォルティス - 出身高校
西邑楽高等学校(群馬県) - 出身大学
日本体育大学
浦和レッズのブレイン。
西邑楽高校OBで、唯一のJリーガー。
「プロになる」という強い想いを持ちながらも、勉強もしっかりとしていたそうです。(参照:湘南ベルマーレ公式HP)
片山瑛一
- 所属クラブ
柏レイソル - 過去の所属クラブ
・ファジアーノ岡山
・セレッソ大阪
・清水エスパルス - 出身高校
川越高校(埼玉県)
ロングスローを武器とするSB(サイドバック)。
毎年のように”東大・京大合格者”を輩出する進学校出身で、早稲田大学には一般入試で入学。
県ベスト16まで進出するも、”セレクション”を受けて早稲田大のサッカー部に入部しています。
瀬川祐輔
- 所属クラブ
川崎フロンターレ - 過去の所属クラブ
・ザスパクサツ群馬
・大宮アルディージャ
・柏レイソル
・湘南ベルマーレ - 出身高校
日本大学第二高校 - 出身大学
明治大学
都大会では1・2回戦敗退止まりで、指定校推薦で明治大学に入学。
練習生からのスタートで、Aチームで出場機会を得たのは大学4年の時。(参照:サッカーダイジェスト)
就職活動では飲料メーカーから内定をもらい、悩んだ末にプロ入りを選択。(参照:Number)
プロ入り後も、着実にステップアップを重ねている選手です。
野上結貴
- 所属クラブ
名古屋グランパス - 過去の所属クラブ
・横浜FC
・サンフレッチェ広島 - 出身高校
保善高校(東京都) - 出身大学
桐蔭横浜大学
対人プレーが強く、外国人選手にも競り勝つ強さを見せるDF。
その礎となったのは、高校時代。(参照:サッカーダイジェスト)
都大会上位進出はならなかったものの、”球際の意識”を学び、現在も生かされています。
※保善高校サッカー部は、俳優・瑛太さんの出身チームです。
米本拓司
- 所属クラブ
名古屋グランパス - 過去の所属クラブ
FC東京
湘南ベルマーレ - 出身高校
伊丹高校(兵庫県)
中学生でプロを諦め、普通の高校に進学。(参照:湘南ベルマーレ公式HP)
しかし、1年生で国体メンバーに選ばれ、U-17日本代表にも選出。
プロを諦めたはずの選手が、高卒でプロ入りし、”日本代表”にも選ばれています。
まとめ
小学生時代は、多くのサッカー少年が「サッカー選手になること」を夢見ます。
中学・高校と少しずつ大きくなると、プロを目指す選手の数は激減。
「上には上がいる」。
どこかのタイミングで雲の上のような選手を目の当たりにし、挫折を味わいます。
今回紹介したのは、”上”を見ても折れず、下から這い上がった選手たちです。
努力をしても、全員の夢が叶うわけではありません。
しかし、努力をしていなければ”夢”は叶いません。
「無名からプロになった選手たち」の活躍は、多くの人たちに元気を与えます。
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