「JリーグNo.1ドリブラー」
Jリーグドリブル成功数は、”断トツNo.1”。(参照:ゲキサカ)
2021年に、数々の有名選手を抑えてのドリブルランキング1位。
ゴールやアシストと違い、明確な数字が表示されることは、あまり多くありません。
しかし、試合を見ればすぐに気づく程のドリブルの巧さ。
2023年となった今は、「金子拓郎=ドリブラー」というイメージが、多くのサッカーファンに定着しています。
今回は、金子拓郎のプレースタイルと経歴をご紹介します。
金子拓郎について
- 名前:金子拓郎(かねこ たくろう)
- 生年月日:1997年7月30日
- 出身地:埼玉県比企郡
- 所属クラブ:ディナモ ザグレブ(クロアチア)
- ポジション:MF/FW
- 背番号:30番
- 身長:178cm
- 体重:75kg
クロアチア王者は”恩師の古巣”
金子選手が入団するのは、ディナモ ザグレブ。
クロアチアリーグ6連覇中で、24回のリーグ優勝を誇ります。
OBを調べると、札幌の監督・ペトロビッチの名前も。
他にも、日本でも超有名な選手が過去に在籍。
・モドリッチ(現・クロアチア代表)
・ボバン(元・クロアチア代表)
・マンジュキッチ(元・クロアチア代表)
・三浦和良(元・日本代表) など
現在は、W杯ベスト16で日本代表の前に立ちはだかった”クロアチア代表GK・リヴァコビッチ”も所属しています。
2019年ユニバーシアード日本代表
「学生のためのオリンピック」とも呼ばれるユニバーシアード。
この大会に”全日本大学選抜”として出場し、世界一に輝いています。
2019年全日本大学選抜から、ヨーロッパに渡った選手は5人以上。
大学サッカーが注目されるキッカケを作った世代と言っても、過言ではありません。
2019年全日本大学選抜
・三笘薫(ブライトン[イングランド])
・旗手怜央(セルティック[スコットランド])
・上田綺世(セルクル・ブルッヘ[ベルギー])
・角田涼太郎(横浜F.マリノス)
・林大地(ニュルンベルグ[ドイツ2部])
・高嶺朋樹(柏レイソル)
・明本考浩(浦和レッズ)
・森下龍矢(名古屋グランパス) など
※青文字を押すと、その選手の”生い立ち”を確認できます。
遠征帰りに練習参加
金子選手が初めてコンサドーレの練習に参加したのは、大学時代の北海道遠征帰りのこと。
コンサドーレとの練習試合を終え、遠征が終了。
東京に帰ろうとしたところ、「金子だけ残るように」という指示が。(参照:footbalista)
その足でコンサドーレの練習に参加し、”正式オファー”につながりました。
金子拓郎の着用スパイク
着用メーカー:MIZUNO(ミズノ)
金子選手が着用するのはミズノのスパイク。
”モレリアNEO3”シリーズを着用しています。
とても軽く、素足感覚を追求した天然皮革のスパイクです。
金子拓郎のプレースタイル
Embed from Getty Images「ドリブラー」
- 緩急の効いたドリブル
- 左足のキック精度
- 試合終盤でも落ちないスタミナ
金子選手といえば、”ドリブル”。
緩急が効いていて、タッチが細く、深い切り返し。
2020年代のJリーグで、トップクラスのドリブラーです。
また、試合終盤でも”ドリブルのキレ”が落ちないのが恐ろしいところ。
高いスタミナを武器に、90分に渡ってガンガン攻撃を仕掛けます。
金子拓郎の経歴
- 小川サッカースポーツ少年団
- クマガヤSC(小川町立東中学校)
- 前橋育英高校サッカー部(群馬県)
- 日本大学サッカー部
- 北海道コンサドーレ札幌
- ディナモ ザグレブ(クロアチア)
小学生時代
小学生時代は、小川サッカースポーツ少年団でプレーしています。
兄の影響でサッカーを始め、父はチームのコーチ。(参照:毎日新聞)
プレーのダメ出しをされながらも、チーム活動以外でもドリブルの反復練習で技術を磨きます。
中学生時代
中学生時代は、クマガヤSCでプレーしています。
20人以上のプロを輩出する”名門”の15期生として入団。(参照:クマガヤSC公式HP)
金子選手の同期からは、計5人のプロサッカー選手が誕生しています。
クマガヤSC出身のサッカー選手
・吉田舜(現・浦和レッズ[14期生])
・加藤陸次樹(現・セレッソ大阪[15期生])
・松本泰志(現・サンフレッチェ広島[16期生])
高校生時代
Embed from Getty Images高校生時代は、前橋育英高校サッカー部でプレーしています。
2年生から試合に絡み、高校3年生からはスタメンに定着。
・高校2年:選手権準優勝
・高校3年:選手権ベスト8
高校時代のチームメイトからは、計25名のプロが誕生しています。(高卒・大卒含む)
・2学年先輩:1人
・1学年先輩:6人
・同期:5人
・1学年後輩:7人
・2学年後輩:6人
前橋育英高校時代のチームメイト
・渡邊凌磨(現・FC東京)
・鈴木徳真(現・セレッソ大阪)
・小泉佳穂(現・浦和レッズ)
・吉田舜(現・浦和レッズ)
・坂元達裕(現・コヴェントリーシティ[イングランド2部]
・岡村大八(現・コンサドーレ札幌)
・岩下航(現・柏レイソル)
・角田涼太郎(現・横浜F.マリノス) など
日本大学
大学生時代は、日本大学サッカー部でプレーしています。
プロ候補生は”関東(or 関西)リーグ”でプレーしていることが多い中、日大は2017年に東京都1部に降格。
注目されにくい環境にも関わらず、圧倒的なドリブルで”金子拓郎”の名前は広まり、全日本大学選抜にも選出されます。
ちなみに、日本大学は2018年に関東リーグに復帰。
2023年現在は、”関東1部リーグ”で上位争いを演じています。
北海道コンサドーレ札幌
Embed from Getty Images2020年に北海道コンサドーレ札幌に入団します。
大学生の頃から特別指定選手としてプレーしていたこともあり、プロ入り後も難なくプレー。
得意のドリブルはもちろんのこと、”得点”もとれる「恐い選手」へと進化していきます。
札幌での成績
・2019:6試合0ゴール(特別指定選手)
・2020:31試合4ゴール
・2021:38試合7ゴール
・2022:27試合1ゴール
・2023:20試合8ゴール(途中退団予定)
ディナモ ザグレブ(クロアチア)
2023年7月にディナモ ザグレブ移籍します。
クロアチアリーグ6連覇中で、CL(チャンピオンズリーグ)の予選にも出場する強豪チームです。
金子拓郎の試合を観る方法
金子選手がプレーする”クロアチアリーグ”は、現在は日本で放送されていません。
また、ヨーロッパ王者を決める”CL(チャンピオンズリーグ)”は、WOWOWで放送されます。
まとめ
日本代表選手の大半が、”海外”でプレーする時代。
特に、「攻撃的な選手たち」は、”海外で際立った活躍”が必須。
それだけ、選手層が厚いポジションです。
「JリーグNo.1ドリブラー」の称号を得たからには、次に目指すは”日本代表”。
日本のトップを目指すためにも、「クロアチアリーグNo.1ドリブラー」へ。
金子拓郎のヨーロッパ1年目に、ぜひ注目してみてください。
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