サッカーは、老若男女問わず、世界中の人々を熱狂させるスポーツです。
サッカー選手は、多くの子どもたちにとって憧れの存在であり、将来の夢でもあります。
2022年にJリーグは30周年を迎えました。
Jリーグ開幕の頃にピッチで輝きを放っていたサッカー選手たちが、30年たった今、クラブ経営で輝きを放っているのをご存知ですか?
私たちに夢を与えてくれていたサッカー選手たちが、フィールドを変え、クラブを運営面で支えています。
今回は、Jリーグでクラブ運営をする12人の元Jリーガーを紹介します。
※Jリーグクラブの前身となったチームも含めています。
戦力外通告を受けた後、自ら起業して社長になった元Jリーガーもいます。
詳しくは、社長になった元サッカー選手たちをご覧ください。
日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
Embed from Getty ImagesJリーグチェアマン:野々村芳和
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- ジェフユナイテッド市原
- コンサドーレ札幌
野々村さんはJリーグ通算154試合に出場し、キャプテンマークを巻いたこともあります。
2013年からコンサドーレ札幌の代表取締役社長に就任し、札幌のJ1昇格・定着にも貢献しました。
2022年からは Jリーグチェアマン に就任し、Jリーグの代表として活動しています。
野々村さんのチェアマン就任と同じタイミングで、V・ファーレン長崎の前社長・高田春奈さんもJリーグ理事に就任しています。(”ジャパネットたかた”で有名な高田明さんの長女です。)
J1リーグ
北海道コンサドーレ札幌:三上大勝
現役時の所属クラブ
- NEC山形(現・モンテディオ山形)
三上さんは、J2のモンテディオ山形の設立に携わり、1999年からはスカウトやGM(ゼネラルマネージャー)など様々な形でコンサドーレ札幌を支えています。
2022年に野々村さんのJリーグチェアマン就任に伴い、コンサドーレの代表取締役 に就任しました。
チャナティップ選手やレ・コンビン選手を獲得するなど、札幌の東南アジア戦略を進めた一人です。
GM(ゼネラルマネージャー)
社内でも上の立場で、経営においても強い決定権も持つ役職のこと。
セレッソ大阪:森島寛晃
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- セレッソ大阪
森島さんは”セレッソ大阪の8番”を背負い、Jリーグ通算306試合106得点を記録。
W杯にも2回出場し、日韓W杯のチュニジア戦では”ホーム長居スタジアム”でゴールを決めています。
2018年に セレッソ大阪の代表取締役社長 に就任し、選手と共に奮闘しています。
セレッソ大阪の8番は香川真司、清武弘嗣、柿谷曜一朗、乾貴士も背負ったエースナンバーです。
J2リーグ
ブラウリッツ秋田:岩瀬浩介
現役時の所属クラブ
- 佐川急便東京SC
- TDKサッカー部(現・ブラウリッツ秋田)
岩瀬さんはJFL通算88試合に出場。
2012年にブラウリッツ秋田の代表取締役社長に就任しています。
当時JFLに属していたチームをJ2に昇格するまでに成長させています。
秋田のローカルチャンネルでは、岩瀬さんが出演し、社長自らブラウリッツ秋田の魅力を語ることもあります。
ヴァンフォーレ甲府:佐久間悟
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- NTT関東サッカー部(現・大宮アルディージャ)
佐久間さんは大宮の前身・NTT東関東サッカー部のキャプテンとしてプレー。
大宮アルディージャ、ヴァンフォーレ甲府で監督を経て、2018年に ヴァンフォーレ甲府の代表取締役GM に就任しています。
2011年、2016年には、甲府の”GM 兼 監督”として活動していました。
ファジアーノ岡山:鈴木徳彦
現役時の所属クラブ
- 東京ガスサッカー部(現・FC東京)
鈴木さんはFC東京の前身・東京ガスサッカー部のキャプテンとしてプレー。
FC東京、水戸、大宮のフロントを務めたのち、2015年にファジアーノ岡山のGMに就任。
2018年から ファジアーノ岡山の代表取締役に就任しています。
鈴木さんは、日本サッカー協会の強化部として活動していた時期もあります。
J3リーグ
いわきFC:大倉智
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- 柏レイソル
- ジュビロ磐田
- ブランメル仙台(ベガルタ仙台)
大倉さんはJリーグ通算21試合に出場。
湘南ベルマーレの社長などの複数クラブを経て、2015年に いわきFCの代表取締役 に就任しています。
フィジカル面に重きを置き、Jリーグの中では異端とも言える存在です。
いわきFCの練習場”いわきFCパーク”は、日本で初めての商業施設 兼 練習場です。
SC相模原:望月重良
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- 名古屋グランパスエイト
- 京都パープルサンガ
- ヴィッセル神戸
- ジェフユナイテッド市原
- ベガルタ仙台
- 横浜FC
望月さんはJリーグ通算200試合に出場し、日本代表歴もある天才MFです。
難病の影響もあって現役を引退するも、2008年に自ら全額出資してSC相模原を設立しました。
清水商業高校時代、名波浩さん、藤田俊哉さん、川口能活さんなど、そうそうたるメンバーとプレーしています。
その中で、望月さんは”王様”と呼ばれる程の実力でした。
松本山雅FC:神田文之
現役時の所属クラブ
- ヴァンフォーレ甲府
- FCホリコシ
- 松本山雅FC
神田さんは大卒1年目でJリーグ13試合に出場した実績があります。
2012年に松本山雅FCの営業として入社し、2015年に 代表取締役社長 に就任しています。
引退後は、不動産会社の営業を務めいていたこともあります。
ガイナーレ鳥取:塚野真樹
現役時の所属クラブ
- 本田FC
- ヴィッセル神戸
- 東京ガス(現・FC東京)
- SC鳥取(現・ガイナーレ鳥取)
- SC鳥取ドリームス
塚野さんはJリーグに4試合出場で1得点をあげています。
監督業を経て、2007年に ガイナーレ鳥取の代表取締役社長 に就任しています。
また、2017年からは Jリーグ理事 も兼務しています。
塚野さんは、日本で初めて”プロサッカー選手経験のあるJクラブ社長”になった方です。
ガイナーレ鳥取:岡野雅之
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- 浦和レッズ
- ヴィッセル神戸
- 天水圍飛馬足球隊(香港)
- ガイナーレ鳥取
日本のW杯初出場を決めた男。
「野人」の愛称の通り、長髪をなびかせながら誰よりも速くピッチを走り回っていました。
2017年に ガイナーレ鳥取の代表取締役GM に就任し、現在はお客様先へと走り回っています。
高校は不良を集めてサッカー部を設立。
大学時代は洗濯係からのスタート。
岡野さんは、逆境を跳ね返す天才です。
FC今治:岡田武史
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- 古河電工(現・ジェフユナイテッド千葉)
日本代表監督として2度のW杯を指揮した名将。
横浜F・マリノス監督時代は、2年連続でJリーグ優勝を成してげています。
2014年に FC今治のオーナー になり、そのほかにも日本サッカー協会の理事など多方面に活躍を続けています。
日本代表の試合で解説を務めることも多く、監督・オーナー目線のトークも披露しています。
Jリーグを観る方法
今回ご紹介した12人の元プロサッカー選手の経営者たちは、Jリーグを盛り上げるために尽力しています。
年間通して熱い戦いが行われ、ピッチ外でも”私たちの知り得ない程の努力”があるはずです。
そんなJリーグを観戦するには、”2つの方法”があります。
現地で観戦する
Jリーグの試合は、現地観戦がオススメです。
Jリーグクラブは全国的に存在し、全部で57チーム加盟しています。
- J1:20チーム
- J2:22チーム
- J3:15チーム
各クラブのチケット購入に関して、Jリーグ公式ページをご確認ください。
DAZNで観戦する
Jリーグは DAZN で全試合観戦することができます。
JリーグはDAZNと独占契約を結んでいます。
現地観戦と年間数試合のテレビ放送を除き、ほとんどの試合はDAZNでのみ観戦することができます。
DAZNについては、こちらの記事を見てください!
まとめ
今回は、Jリーグクラブを経営する元Jリーガー12人をご紹介しました。
私たちが見ていたサッカー選手たちは、現在クラブ経営にて輝きを放っています。
サッカー選手は一握りの選ばれし者にしかなれない職業です。
そして、社長も選ばれし者にしかなれない役職です。
難易度が極めて高い2つを実現している12名に対し、特大の尊敬の念を抱きます。
今後も、クラブ運営で私たちサッカーファンを楽しませてくれることでしょう。
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