7/6の19:00から、J1リーグ第20節 柏レイソルvs名古屋グランパスが開催されました。
会場はレイソルのホーム三協フロンテア柏スタジアム(日立台)での開催で、前日には台風が接近する可能性があるという予報も。
実際に雨の中での試合とはなりましたが、豪雨ではなかったので助かりました。
さて、19節終了時点でレイソルは6位、グランパスは12位。
両チームともにJ1リーグ後半戦に入ってからは勝ち星がなく、この一戦に懸ける想いは大きいはずです。
中3日での試合でもあり、技術だけでなく、気持ちの強さも試合結果に大きく影響するでしょう。
柏vs名古屋では、柏レイソルで育った中谷進之介選手のいつも以上に気持ちのこもったプレーにも毎年注目しています。
J1リーグ第20節 柏レイソルvs名古屋グランパス 試合前
キム・スンギュ選手がサウジアラビアへ移籍
Embed from Getty Images2年半に渡ってレイソルのゴールマウスを守ってきたキム・スンギュ選手が、サウジアラビアのアル・シャバブ・サウジに完全移籍することになりました。
この移籍を受けて、オーロラビジョンにはキム・スンギュ選手からの選手・サポーターへのメッセージが映し出されました。
その映像を、この日ベンチ入りした猿田選手がジッと見つめていたのが印象的でした。
幾度となくビッグセーブでレイソルを救ってきたスンギュ選手の移籍は残念ですが、韓国代表としてW杯のピッチに立つことを楽しみにしましょう。
個人的な話ですが、キム・スンギュ選手がレイソルに加入したばかりの2020年1月に街中で遭遇し、握手をしてもらいました。
とても丁寧に対応していただき、ピッチ外でも素敵な人柄でした。
三原雅俊選手、高橋裕治選手のセレモニー
- 第18節の横浜F・マリノス戦でJ1通算200試合出場を達成した三原雅俊選手
- 同じく横浜F・マリノス戦でJ1通算100試合出場を達成した高橋裕治選手
上記の2選手に花束が贈呈されました。
三原選手、高橋選手共に、これからもレイソルで数多くの試合で活躍してもらいたいですね。
J1リーグ第20節 柏レイソルvs名古屋グランパス スタメン・ベンチ入りメンバー
柏レイソル
ベンチ入りメンバー
- GK 猿田遥己
- DF 川口尚紀
- MF 戸嶋祥郎
- MF 加藤匠人
- MF 山田雄士
- FW 細谷真央
- FW 森海渡
名古屋グランパス
ベンチ入りメンバー
- GK 武田洋平
- DF チアゴ
- DF 宮原和也
- DF 河面旺成
- MF 吉田温紀
- MF 内田宅哉
- MF 石田凌太郎
J1リーグ第20節 柏レイソルvs名古屋グランパス 試合開始
前半3分 名古屋グランパス1点目 得点者:マテウス・カストロ
右サイドでのパスミスを名古屋の仙頭選手が拾い、中央のマテウス選手へ。
マテウス選手からボールを受けた森下選手が右サイド深くまで侵入し、マイナスのパス。
マテウス選手がダイレクトで合わせ、ゴールネットを揺らします。
レイソルは開始早々の失点で、ゲームプランも崩れてしまった形です。
前半6分 名古屋:FK マテウス選手
30メートル以上あるであろう距離からのFKをマテウス選手が直接狙います。
無回転ぎみのシュートが急激に落ち、ゴール右隅へ。
これを柏GK佐々木選手がなんとか触り、ボールはポストを叩きます。
Jリーグでも屈指の左足を持つマテウス選手のFKは、脅威という他ありません。
前半終了
前半は0-1で名古屋のリードで終えました。
柏の武藤選手、三丸選手が際どいシュートを放ちますが、名古屋GKランゲラック選手に阻まれました。
柏のGK佐々木選手も2本のビッグセーブを見せ、両GKが2本ずつ失点を防ぎました。
柏はボールは回せるものの、なかなか起点ができず、大きなチャンスを作り出せずにいた印象です。
後半開始
後半開始時に両チームともに一名ずつ選手交代がありました。
- 柏:DF上島選手→川口選手
- 名古屋:MF仙頭選手→内田選手
後半35分 柏:細谷選手
右サイドから攻め込むレイソル。
サヴィオ選手が相手選手を3人を引きつけ、裏に抜ける細谷選手にスルーパス。
角度がなく、相手選手を背負いながらも細谷選手が強引にシュートを放ちます。
ボールは際どいコースに飛びますが、惜しくも名古屋GKランゲラック選手がセーブ。
裏に抜ける
相手の背後に走り込むプレーのこと。
試合終了
試合はこのまま0-1で終了し、レイソルは3連敗となりました。
中3日での試合のせいか、両チーム共に身体が重かったように映りました。
この試合を終え、暫定ではありますがレイソルは6位のまま。
グランパスは9位に順位を上げました。
試合を終えての感想
柏レイソル
ボールを回せてはいるものの、決定的なパスを通すことができないというシーンが多くありました。
どっしりと構える相手に対して、ミドルシュートなど思い切った攻撃をすることで状況を変えることができたのかもと感じます。
その中でもマテウス・サヴィオ選手、山田雄士選手のプレーに目を引かれました。
マテウス・サヴィオ
毎節のことではありますが、エースとして攻撃面での違いを見せていました。
守備面でも何度も全力疾走し、サポーターからは大きな拍手が飛び出していました。
山田雄士
15分ほどの出場でしたが、パスワークの中心として攻撃を活性化させていました。
今年のJリーグ開幕戦でスタメンに抜擢され、驚いたサポーターも多かったはずです。
怪我から復帰し、後半戦も中盤からのゲームメイクに期待したいです。
名古屋グランパス
5試合ぶりの勝利。
早い時間に先制点を奪ったことで、守備に重きを置くことができたはずです。
名古屋サポーターからすると理想通りの試合とは言えないかもしれませんが、一番危険なゴール付近中央でのプレーをしっかりと防ぎ、パスカットからのカウンターで何度もチャンスを作り出していました。
特に、マテウス選手、レオシルバ選手のプレーが脅威となっていました。
マテウス・カストロ
この試合は1得点。
ポストを叩いたFKやドリブル突破など、個人技が光っていました。
ボールも集まっていて、チームからの信頼の厚さも感じました。
レオシルバ
後半24分までの出場でしたが、カウンターの起点となり、何度もチャンスを作り出していました。
中盤から飛び出していく動きは迫力満点でした。
まとめ
リーグ前半戦は好調でしたが、まさかの3連敗となりました。
悪い流れを断ち切るためにメンバーの入れ替えをしたものの、早い時間帯での失点で試合運びを難しくしてしまいました。
次節は7/10 アウェイでサガン鳥栖との試合です。
レイソルからすると相性の良くない相手ではありますが、4戦ぶりの勝利を期待しましょう!
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