6/25の16:00から、J1リーグ第18節 横浜F・マリノスvs柏レイソルの試合が行われました。
会場はマリノスのホーム・日産スタジアムで、30℃を超える炎天下での試合となりました。
2022年Jリーグ前半戦は両チームとも非常に好調で、マリノスは1位、レイソルは4位で前半戦を折り返しました。
2022年シーズン後半戦の初戦から上位対決が実現し、両チームのサポーターのみならず、大勢のサッカーファンがこの一戦を楽しみにしていたはずです。
J1リーグ第18節 横浜F・マリノスvs柏レイソル 試合前
移動時から大苦戦
6/25はJR、私鉄ともにダイヤが大幅に乱れました。
ニュースでも扱われていたように、副都心線では乗客同士のトラブルにより大幅な遅延が発生。
Twitterを検索してみると、「19時頃でもダイヤが乱れていた」という投稿も。
このことからも、トラブルが大事であったことが伺えます。
柏方面から日産スタジアムに向かっていた私は、中目黒駅にて20分ほどストップ。
幸い、日比谷線も通っているので恵比寿駅へ移動し、恵比寿駅にて湘南新宿ラインへ。
ですが、この日は多くの路線で遅延が発生。
スタグル(スタジアムのグルメ)を楽しむために、キックオフ1時間半前に到着する予定が、実際の到着時刻は30分前。
この苦労は、レイソルの勝ち点「3」で解消しようと誓いました。
豊富なスタグル
日産スタジアムは約7万人を収容する非常に大きなスタジアムで、豊富なスタグルも有名です。
両サポーターが共にご飯やデザートを楽しむ光景には、応援するチームは違えど同じサッカーファンが楽しむ姿にはなんだか心が温まります。
柏のホーム・日立台では10年以上前に何度か起きたサポーター同士のトラブルにより、ホーム側とアウェイ側が完全に隔離。
アウェイサポーターは、スタグルもほとんど楽しめないような状態が続いています。
アウェイに参戦するたびに、スタジアム内で両サポーターが入り混じっている様子が全く見れないことを残念に思います。
J1リーグ第18節 横浜F・マリノスvs柏レイソル 試合開始
第18節の横浜F・マリノスのスタメン
ベンチ入りメンバー
- GK オビ
- DF エドゥアルド
- MF 渡辺皓太
- MF 山根陸
- FW マルコス・ジュニオール
- FW 宮市亮
- FW 仲川輝人
試合前には、畠中慎之輔選手のJ1通算100試合出場達成、エドゥアルド選手のJ1通算150試合出場達成のセレモニーが行われました。
第18節の柏レイソルのスタメン
ベンチ入りメンバー
- GK 猿田遥己
- DF 川口尚紀
- DF 田中隼人
- MF ドッジ
- MF 加藤匠人
- FW 武藤雄樹
- FW 森海航
前半17分 横浜F・マリノス 1点目 得点者:西村拓真
試合開始直後から前からのプレスを積極的にかけていたマリノス。
マリノスがゲームを支配する中、試合が動きます。
中盤でボールを持ったMF 藤田ジョエル・チマ選手の鋭い縦パスを起点にパスを繋ぎ、FW 西村選手がシュート。
ボールは柏の高橋選手の足にあたり、ゴールに吸い込まれました。
縦パス
相手ゴール方向に向けてのパス。
相手の守備の陣形を崩すための攻撃のスイッチになるパスのこと。
前半19分 横浜F・マリノス 2点目 得点者:レオ・セアラ
先制点を決めた後も前からのプレッシャーをかけ続けるマリノス。
柏DF 古賀選手が2人に寄せられ、DF 上島選手に出したパスがずれてしまいます。
そのパスを上島選手が拾いきれず、マリノスFW エウベル選手がカット。
ゴールキーパーの動きを見て、横にいる選手にパス。
パスを受けたFWレオ・セアラ選手が難なくゴール。
先制点から2分後の思わぬ形での失点となりました。
前半28分 横浜F・マリノス 3点目 得点者: 水沼宏太
スローインを受けたFW レオ・セアラ選手が胸でボールを落とします。
そのボールを受けたMF 水沼選手が柏DF陣の間をすり抜け、右足でシュート。
豪快にゴールネットを揺らしました。
約10分間で3失点を喫してしまい、レイソルは非常に苦しい状況になりました。
前半終了 3-0
前半45分間はマリノスの一方的な展開のまま終えることとなりました。
暑い中でも前からのプレッシャーをかけるマリノスに対し、レイソルは良い形でのボール保持ができず、なかなか攻め手を作ることができませんでした。
DAZNのサッカー中継による情報では、前半のパス本数トップ11は全員マリノスの選手だったようです。
レイソルの選手は誰一人として、マリノスのGK高岡選手よりもパスを出していないということになります。
後半開始
3点を追うレイソルは、ネルシーニョ監督が選手の3枚替えという大胆な采配を振るいます。
- 戸嶋祥郎→ドッジ
- 三原雅俊→加藤匠人
- 大南拓磨→川口尚紀
3点を追う状況ながらも、前線ではなく、中盤以降での選手交代となりました。
これは、まずは守備を立て直し、ボールを保持する時間を多くしようというメッセージが込められているように感じました。
後半2分 横浜F・マリノス 4点目 得点者:レオ・セアラ
レオ・セアラ選手がファールを受け、マリノスはレイソル陣内右側からのフリーキックを獲得。
そのフリーキックを左利きのDF 永戸選手ゴール前に。
ファーサイドにいたDF 畠中選手が折り返し、FW レオ・セアラ選手が身体で押しこみゴール。
選手を3枚入れ替えた直後の失点となりました。
試合終了
後半はこのままスコアが動かず、4-0でマリノスの勝利となりました。
上位対決となった注目の一戦は、大差がついての決着となりました。
試合を終えての感想
横浜F・マリノス
リーグ首位の貫禄を感じさせる試合となりました。
前からのプレス、ピッチを広く使った連動した攻撃など数多くの武器を披露していました。
また、ピッチに立つ全員が良いプレーをしていたように感じます。
特に、2得点2アシストと全得点に絡んだレオ・セアラ選手、攻守に渡ってスイッチ役になっていた藤田・ジョエル・チマ選手の2選手が際立った活躍をしていたように見受けました。
柏レイソル
勝てば首位に近づくという大事な一戦で、自らのミスで敗戦へと向かってしまった点が残念な所。
ただ、後半開始から出場したドッジ選手、加藤選手、川口選手は自らの特徴を発揮し、確実に試合の流れを変えていました。
次節はホームに2位 鹿島アントラーズを迎える2試合連続の上位対決になります。
DF 高橋祐治選手、MFドッジ選手が累積警告により、次節は出場停止です。
まとめ
Jリーグファンが注目する上位対決は、横浜F・マリノスが4-0で圧勝するという結末を迎えました。
30℃を超える炎天下の中でも90分間走りきれるスタミナ、寸分の狂いのないコントロール、敵ながらもマリノスのサッカーはあっぱれの一言です。
この試合では悔しい結果となったレイソルですが、後半はゴールの匂いがするプレーも見られました。
次節の鹿島アントラーズ戦に向けて、ネルシーニョ監督はチームの修正に策を練ってくれるはずです。
また、一点素晴らしいと感じた点があります。
それは、4点差がつきながらも最後まで手拍子で選手を鼓舞し続けたレイソルサポーターです。
炎天下の中、試合内容も悔しいものにも関わらず、「まずは1点」という前向きな姿勢が伝わってきました。
次節のアントラーズ戦では、私も含め、レイソルサポーターが笑顔で帰路につけることに期待します。
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