2022年11月にカタールで行われるワールドカップ(W杯)への出場を決めた日本代表。
1998年にワールドカップ初出場を決めた際は、連日テレビでも取り沙汰されるほどの大フィーバーでした。
今回のワールドカップでは、予選突破を決めたオーストラリア戦の地上波での放送がなかったこともあり、盛り上がり具合はいまいちでした。
また、日本代表は1998年から、6大会連続でワールドカップに出場することになります。
サッカー強豪国へと近づいている証かもしれませんが、ニュースなどを見ていてもワールドカップは出場して当たり前といった雰囲気があります。
ですが、ワールドカップに出場するのは実はすごく大変です。
2022年カタールワールドカップには、32ヶ国が出場できます。
それに対して、予選に参加した国は209ヶ国です。
開催国であるカタールの出場は確約されるので、残りの31枠を209の国々が争います。
惜しくも出場を逃した国には、ワールドカップで4回の優勝経験のあるイタリア代表をはじめ、南米のチリ代表やコロンビア代表といったサッカー強豪国も名を連ねています。
では、その32ヶ国はどのような地域に分かれ、どのように決まるのでしょうか。
初心者にもわかりやすく、”超かんたんに”解説します。
※2022年大会の予選に関しての解説になります。
Embed from Getty Imagesワールドカップとは
ワールドカップには世界中の国々が参加し、サッカーが一番強い国を決める大会です。
ワールドカップの開催頻度
ワールドカップは4年度一度開催される、一番大きなサッカーの大会です。
この4年間の間にはワールドカップの予選だけではなく、各大陸ごとの大会や親善試合といった多くの試合が組まれます。
その4年間の集大成がワールドカップになります。
ワールドカップの歴史
ワールドカップは1930年に初開催されています。
当時は13ヶ国しか出場国がありませんでしたが、徐々に参加国の数は増えていきました。
日本は1954年のワールドカップ予選から参加しています。
1998年にワールドカップ初出場を果たすまで、11大会連続で出場権を逃していました。
ワールドカップ優勝国
優勝国 | 大陸 | 優勝回数 |
---|---|---|
ブラジル | 南米 | 5回 |
イタリア | ヨーロッパ | 4回 |
ドイツ | ヨーロッパ | 4回 |
ウルグアイ | 南米 | 2回 |
アルゼンチン | 南米 | 2回 |
フランス | ヨーロッパ | 2回 |
イングランド | ヨーロッパ | 1回 |
スペイン | ヨーロッパ | 1回 |
サッカーでは、南米とヨーロッパの国々に強豪国が多いです。
ワールドカップ優勝回数は、南米9回、ヨーロッパ12回です。
ワールドカップ予選
ワールドカップに出場できるのは、開催国と予選を勝ち抜いた31の国々です。
予選の組み分けとしては、各大陸ごと6つに分かれ、出場権を争います。
- アジア
- ヨーロッパ
- 南米
- 北中米・カリブ海
- アフリカ
- オセアニア
ワールドカップ開催国
ワールドカップ開催国は、開催国と決まった時点で予選は免除され、本大会への出場が決まります。
2022年大会はカタールが開催国なので、カタールが出場します。
カタールは、2022年大会がワールドカップ初出場になります。
2002年の日韓ワールドカップの際は、日本と韓国が予選免除での出場でした。
アジア予選
参加国数:46ヶ国
本大会出場枠:4.5ヶ国
本大会への出場枠4ヶ国+大陸間プレーオフへの出場枠1ヶ国の4.5枠が与えられています。
一次予選、二次予選、最終予選があり、勝ち抜いた国のみ本大会への出場権を得られます。
世界的に見るとアジアのサッカーはレベルは高くありません。
ただ、移動距離の多さや寒暖差、審判が疑惑の判定を下したりと、サッカーの実力以外の部分での難しさも多い予選です。
予選 | チーム数 | 方式 | 突破国数 |
---|---|---|---|
一次予選 | 12ヶ国 | 2チーム同士で6つの組み合わせ(H&Aで対戦) | 6ヶ国 |
二次予選 | 40ヶ国 | 5チーム8グループで総当たり。 各組1位+2位の勝ち点が多い国4ヶ国が突破。 | 12ヶ国 |
最終予選 | 12ヶ国 | 6チーム2グループで総当たり。 各組み1位、2位が突破。 各組み3位はプレーオフを行い、勝った国が大陸間プレーオフへ。 | 4ヶ国+1ヶ国 |
日本や韓国、イランをはじめとする34ヶ国は二次予選からの参加です。
オーストラリアは本来はオセアニアという地域ですが、サッカーではアジアとして参加しています。
H&A(ホームアンドアウェイ)
お互いの国で試合をし、2試合の結果で勝利チームを決めること。
また、リーグ戦などの複数チームの総当たり戦という意味で使われることもある。
プレーオフ
リーグ戦などの終了後に、再度試合をして優勝チームや突破チームを決めること。
ヨーロッパ予選
参加国数:55ヶ国
本大会出場枠:13ヶ国
本大会への出場枠は13ヶ国に与えられます。
ヨーロッパは強豪国がひしめき合っており、イタリアやスウェーデンといった強豪国が予選敗退する程に難しい予選です。
予選 | チーム数 | 方式 | 突破国数 |
---|---|---|---|
予選ラウンド | 55チーム | 5チーム5グループ、6チーム5グループで総当たり。 1位のみ突破。2位はプレーオフ。 | 10ヶ国 |
欧州プレーオフ | 12チーム | 予選2位の10ヶ国+ネーションズリーグの上位2チーム。 4チーム3グループでのトーナメント。 | 3ヶ国 |
ネーションズリーグ
ヨーロッパ独自のリーグ戦。
A,B,C,Dの4つのリーグに分かれていて、Aにいくほど強豪国が集まっている。
南米予選
参加国数:10ヶ国
本大会出場枠:4.5ヶ国
本大会への出場枠4ヶ国+大陸間プレーオフへの出場枠1ヶ国の4.5枠が与えられています。
南米は10チーム中9チームがワールドカップ出場歴があり、非常にレベルの高い予選です。
2022年のワールドカップ予選では、コロンビア代表、チリ代表という本戦でもベスト4に進出することがあるチームも敗退しています。
予選 | チーム数 | 方式 | 突破国 |
---|---|---|---|
南米予選 | 10チーム | 10チーム総当たり(各チームが18試合行う) 5位のチームは大陸間プレーオフへ。 | 4ヶ国+1ヶ国 |
南米には標高が富士山と同じくらい高いスタジアムもあり、その影響で強豪国が破れることもあります。
北中米カリブ海予選
参加国数:35ヶ国
本大会出場枠:3.5ヶ国
本大会への出場枠3ヶ国+プレーオフの出場枠1ヶ国の計3.5枠が与えられています。
北中米カリブ海にはサッカー中堅国と称される国もあり、本戦でベスト8に食い込むこともあります。
また、アメリカとカナダのサッカー人気は高まっており、代表選手の中にはヨーロッパの競合チームで主力として活躍している選手もたくさんいます。
予選 | チーム数 | 方式 | 突破国数 |
---|---|---|---|
一次予選 | 30ヶ国 | 5チーム6グループでの総当たり。 各グループの1位のみが突破。 | 6ヶ国 |
二次予選 | 6ヶ国 | 2チーム3グループの組み合わせ。(H&Aで対戦) | 3ヶ国 |
最終予選 | 8ヶ国 | 8チームでの総当たり。 上位3カ国が突破。4位は大陸間プレーオフへ。 | 3ヶ国+1ヶ国 |
- アメリカ
- メキシコ
- コスタリカ
- ホンジュラス
- ジャマイカ
上記5つの国は最終予選からの参加となります。
アフリカ予選
参加国数:54ヶ国
本大会出場枠:5ヶ国
本大会への出場枠は5ヶ国に与えられます。
アフリカには身体能力が高い選手が多く、個人技が優れた選手が多いです。
その反面、チームとの戦術が未熟だったり、チーム内での統率がとれていないことも多い傾向があります。
予選 | チーム数 | 方式 | 突破国数 |
---|---|---|---|
一次予選 | 28ヶ国 | 28チームが14グループに分かれ、H&Aで対戦。 | 14ヶ国 |
二次予選 | 40ヶ国 | 4チーム10グループで総当たり。 各グループの1位のみが突破。 | 10ヶ国 |
最終予選 | 10ヶ国 | 2チーム5グループに分かれてH&Aで対戦。 | 5ヶ国 |
オセアニア予選
参加国数:9ヶ国 ※1ヶ国辞退
本大会出場枠:0.5ヶ国
オセアニアは参加国が少なく、サッカーが盛んな国は少ないため、確定で出場できる枠はありません。
予選を勝ち抜いた国は、大陸間プレーオフへと進みます。
2006年のワールドカップ予選まではオーストラリアもオセアニアの予選に参加しており、代表権を独占していました。
予選 | チーム数 | 方式 | 突破国数 |
---|---|---|---|
予備予選 | 2ヶ国 | オセアニア内の下位2ヶ国が1試合行い、勝った方が突破 | 1ヶ国 |
一次予選 | 8ヶ国 | 4チーム2グループに分かれ、総当たり。 各グループ1位、2位が突破 | 4ヶ国 |
二次予選 | 4ヶ国 | トーナメントで優勝チームが大陸間プレーオフに進出。 (H&Aではなく、一発勝負) | 1ヶ国 |
大陸間プレーオフ
- アジア
- 南米
- 北中米カリブ
- オセアニア
上記大陸のプレーオフ出場を獲得したチーム間で開催されます。
プレーオフ | 参加チーム数 | 方式 | 突破国数 |
---|---|---|---|
大陸間プレーオフ | 4ヶ国 | 2チーム2グループに分かれ、一発勝負 | 2ヶ国 |
ワールドカップの視聴方法
ワールドカップを放映権というものが必要です。
2022年のワールドカップ予選では、日本代表の出場権獲得の瞬間を地上波で観ることができなかったことが話題になりました。
動画配信が普及した今、放映権を獲得したサービスを契約するのが確実な視聴方法です。
また、いつでも試合を観れる点もポイントです。
テレビ放送の場合、時差の関係で朝の3時頃に眠い目をこすりながらサッカーを観ることが頻繁にありました。
動画配信の場合は、いつでも好きな時間にサッカーを観ることができます。
ワールドカップ予選
ワールドカップ予選は、DAZNで視聴することができます。
日本代表も参加するアジア予選、強豪国がしのぎを削るヨーロッパ予選も視聴することができます。
(参照:値上げをしてもコスパは抜群!?DAZNで観れるサッカー番組まとめ)
ワールドカップ本大会
世界中が注目するワールドカップカタール大会は、2022年の11月21日から開催されます。
ワールドカップ本大会を視聴できるのは、AbemaTVです。
AbemaTVはサッカー以外にも、映画やアニメ、オリジナルドラマが面白いことでも有名です。
まとめ
強豪国はワールドカップは出て当たり前という感覚があります。
ですが、どこの大陸においても予選は過酷です。
今大会ではイタリアやコロンビアといった強豪国が出場権を逃しており、以前はあのブラジルやアルゼンチンも出場が危ぶまれることもありました。
そう考えると、地域は違えど、6大会連続での出場を果たした日本代表はとても偉大です。
そして、これだけ難しい予選を突破した国ということは、サッカーが弱い国は1チームもありません。
ワールドカップに出場する32チームは、すべて強いチームです。
世界一レベルの高い国際大会を、ともに楽しみましょう!
ルールも知っていると、より楽しくサッカー観戦ができます。
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