GL(グループリーグ)第3節で強豪スペインに逆転勝ちをおさめた日本代表。
「死の組」といわれる強豪揃いのグループEで2勝をあげ、首位で突破。
1位日本、2位スペインがGLを突破し、ベスト16へと駒を進めました。
日本代表は過去に3度GLを突破していますが、3度に渡ってベスト16で姿を消しています。
日本代表が目標とする「ベスト8」を実現するには、次の試合で絶対に勝つ必要があります。
その対戦相手は、グループFを2位で通過したクロアチア。
今回は、ベスト16の対戦相手であるクロアチアについて解説していきます。
カタールW杯に関する記事を投稿しています。
・【カタールW杯日本代表メンバー】
・【ドイツ戦の勝利はどれほど凄いことなのか】
クロアチアは強いのか?
Embed from Getty ImagesクロアチアのFIFAランクは12位。
- スペイン代表:7位
- ドイツ代表:11位
- クロアチア代表:12位
- 日本代表:24位
- コスタリカ代表:31位
日本に比べると順位は高いです。
ただ、今大会の日本代表は7位スペイン、11位ドイツに勝利しています。
また、実績やメンバー構成を見ても、スペインやドイツよりも数段落ちる印象があります。
クロアチアのW杯初出場は、日本と同じく98年フランス大会です。
初出場で3位という成績を残しています。
2018年ロシアW杯では準優勝
Embed from Getty Images2018年ロシアW杯では強豪ベルギーを追い詰めるなど、世界中を驚かせてのベスト16に輝いた日本代表。
そのロシアW杯で、クロアチアは準優勝しています。
決勝では2-4でフランスに敗れたものの、アルゼンチンやイングランドを撃破。
実力のあるチームであることは間違いありません。
2022年カタールW杯でのクロアチアの戦績
今大会、クロアチアはグループFを2位で突破しています。
ベルギーとクロアチアの突破が予想される中、モロッコがまさかの首位突破。
ベルギーはまさかのGL敗退となりましたが、クロアチアは戦前の予想通りGLを突破しました。
日本代表との対戦成績
Embed from Getty Images日本代表とクロアチア代表は、W杯で2度対戦しています。
- 1998年:× 0-1
- 2006年:△ 0-0
1997年に親善試合で勝利しているため、通算成績は1勝1敗1分です。
ただ、W杯の舞台では1敗1分。
3度目の対戦で、なんとか勝利したいところです。
クロアチアの特徴
Embed from Getty Imagesクロアチア代表は、間違いなく強いチームです。
ここからは、どんな特徴があるのかを掘り下げていきます。
平均身長は184cm
クロアチア代表は長身の選手が多いです。
- 日本:179cm
- クロアチア:184.3cm
日本代表よりも平均身長が5cmほど高く、セットプレーなどは当然脅威になります。
ちなみに、今大会では7番目平均身長の高さです。
平均身長トップ3
・セルビア:187.5cm
・デンマーク:185.5cm
・ベルギー:185.3 cm
堅守速攻が武器
クロアチア代表は”堅守速攻”が武器のチームです。
世界のトレンドはパスサッカーですが、クロアチアは伝統的に守備が固く、縦に速い攻撃を仕掛けます。
今大会でも3試合でわずか1失点という鉄壁の守備を披露。
ベスト16での試合は、”1点”が大きな意味を持つゲームになるかもしれません。
中盤に名選手揃い
クロアチアには各ポジションに優秀な選手が揃っていますが、特に中盤(MF)に世界的なプレーヤー複数名います。
- モドリッチ(レアル・マドリード)
- コバチッチ(チェルシー)
- ブロゾビッチ(インテル)
モドリッチ
Embed from Getty Images世界最強クラブ・レアルマドリードの10番。
2018年にはバロンドールを受賞し、間違いなく世界トップの選手です。
37歳となった今でもクロアチアの心臓で、攻守に渡ってリズムを作り出します。
2022年で、レアル・マドリード在籍11年目を迎えました。
コバチッチ
Embed from Getty Images18歳で代表デビューした天才MF。
決定的なパス、ドリブルでの推進力など、攻撃面に特徴のある選手です。
28歳になった現在はチェルシー(イングランド)でプレーしており、課題とされていた守備も改善されています。
過去にはインテル(イタリア)、レアルマドリード(スペイン)でプレーしていました。
ブロゾビッチ
Embed from Getty Images2021-22年セリエA(イタリアリーグ)最優秀MF。
攻守に走り回り、なおかつ90分間走りきれるスタミナを誇ります。
モドリッチと共にゲームのリズムを作り、日本にとって間違いなく厄介な存在になります。
利き足ではない左足でも精度の高いキックができます。
”○○ッチ”という名前が多い
クロアチアには”○○ッチ”という名前の選手が非常に多いです。
今大会の26人のメンバーのうち、18人の”○○ッチ”の名前が。
- リバコビッチ
- グヴァルディオル
- ユラノビッチ
- コバチッチ
- モドリッチ
- ブロゾビッチ
- ブラシッチ
- ペリシッチ
- クラマリッチ など
”〇〇ッチ”とは、「〇〇の息子」という意味を表します。
名字のない時代に使っていたものを、現在も引き続き使用しています。
クロアチアは、元々はユーゴスラビアという国でした。
同じく旧ユーゴスラビアのセルビア代表にも22人の”〇〇ッチ”がメンバー入りしました。
日本サッカーとクロアチアの接点
ベスト8を目指して対戦する日本とクロアチア。
この両チームの接点を探してみました。
- ACミランの10番
- インテル長友佑都
- 吉田麻也とロヴレン
- 元サンフレッチェ広島のミキッチ
- 三浦和良もクロアチアでプレー
- モドリッチにJリーグ入りの噂
ACミランの10番
イタリアの名門ACミラン。
日本、クロアチアともに、ACミランの10番を背負った選手がいます。
本田圭佑
Embed from Getty Images日本代表として3大会連続でW杯で得点を決めた本田圭佑選手。
2014年-2017年の4年間ミランの10番を背負いました。
現在はabemaにて日本代表の試合の解説を務め、大きな注目を集めています。
ボバン
Embed from Getty ImagesW杯初出場となった98年のクロアチア代表の10番。
ACミランでは1998年-2001年の4年間に渡って10番を背負ってプレーしています。
インテル長友佑都
Embed from Getty Images長友佑都選手は、インテル時代に3人のクロアチア代表選手とプレーしています。
- コバチッチ
- ブロゾビッチ
- ペリシッチ
上記の写真は、長友選手と共に練習に励むペリシッチ選手です。
試合前後の彼らのやりとりにも注目です。
吉田麻也とロヴレン
Embed from Getty Images吉田選手とロヴレン選手は、サウサンプトン(イングランド)で1年間共にプレーしています。
CB(センターバック)のポジションを争うライバルでもありましたが、コンビを組んで出場することも。
元サンフレッチェ広島のミキッチ
Embed from Getty ImagesJリーグで10年間プレーしたクロアチア人のミキッチ選手。
サンフレッチェ広島時代には森保監督のもと、浅野拓磨選手ともプレーしています。
”海外に移籍したがる日本人”に対して、”Jリーグの良さ”を伝えたことでも大きな注目を集めました。
三浦和良もクロアチアでプレー
Embed from Getty Images元日本代表の三浦和良(KINGカズ)選手は、1年間クロアチアでプレーしています。
KINGカズが所属していたクロアチア・ザグレブ(現・ディナモ・ザグレブ)では、元日本代表監督のハリルホジッチさんが指揮をとっていたこともあります。
クロアチア戦はいつ?
Embed from Getty Imagesベスト16のクロアチア戦は、12月5日に開催されます。
12月5日(月)24時キックオフ
(月曜日のお仕事、学校が終わった日の夜です。)
フジテレビ系列もしくはabemaにて視聴できます。
abemaではW杯全試合無料放送中です。
解説の本田圭佑さんにも注目です!
まとめ
日本代表が掲げた”ベスト8”という目標。
W杯は遠すぎるとされた目標まであと1勝と、手の届くところまできています。
過去に3回GL(グループリーグ)を突破していますが、3回ともベスト16での勝利はつかめず。
ドイツ、スペインという強豪を倒して”死のグループ”を突破した日本代表。
次はベスト8に勝ち進み、歴史が変わる瞬間を見届けましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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