往年の名プレーヤー達が、YouTubeで動画を配信しているのをご存知ですか?
サッカー選手は、老若男女問わず、多くの人々に感動と熱狂をもたらす憧れの職業です。
男子小学生の将来なりたい職業ランキングでは、サッカー選手が堂々の1位に輝いています。(日本FP協会調べ)
しかも、6年連続でサッカー選手が1位をキープし続けています。
それ程までに人気のサッカー選手ですが、これまでは選手の生の声を聞ける機会はあまりありませんでした。
- テレビでのインタビュー
- ニュースなどでの特集
- 試合後のヒーローインタビュー
パッと思いつくのは、これくらいでしょうか。
しかも、インタビューの時間も2,3分程と短いことが大半です。
これでは、1人のサッカー選手の本来の姿や性格は、メディアに流れる噂によって左右されてしまいます。
そんな中、ここ数年でサッカー選手の本音をたくさん聞けるようになりました。
それは、YouTubeです。
2020年頃から、YouTube界へのサッカーコンテンツ増加が際立っています。
特に、元Jリーガーが解説業などの傍らYouTubeを配信し、サッカーについて、現役時についてを赤裸々に語っています。
大のサッカー好きの私は、テレビやタブレットにかじりつくようにYouTubeを見てしまいます。
そんな私のようなサッカー好きのために、YouTube配信中の元Jリーガーについてまとめました。
特に、30歳以上の方にとっては、”エモい”と感じる選手がたくさんいるはずです。
ところで、サッカー選手へのインタビューといえば「やべっちFC」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
2020年に放送が終了したやべっちFC。
現在は DAZN にて、「やべっちスタジアム」として放送中です。
ちなみに、放送時間も放送内容もパワーアップしています。
気になる方は、ぜひチェックしてみてください。
YouTubeを配信している元Jリーガー
何万人という観客の前でプレーしていたサッカー選手。
現在はフィールドを変え、YouTubeでも躍動する13人の元Jリーガーをご紹介します。
※現役JリーガーでYouTubeを配信している選手も大勢います。
那須大輔
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- 横浜F・マリノス
- 東京ヴェルディ
- ジュビロ磐田
- 柏レイソル
- 浦和レッズ
- ヴィッセル神戸
ポジション
DF/MF
獲得タイトル
- Jリーグ
- ナビスコ杯(現・ルヴァン杯)
- 天皇杯
- ACL
主な代表暦
- アテネ五輪日本代表
魂のディフェンスで多くのタイトルをもたらしたDF。
空中戦に強く、セットプレー時には攻撃でも相手の脅威となっていました。
個人タイトルとしては、ベストイレブン1回、新人王を獲得しています。
YouTubeチャンネル名:那須大輔/Daisuke Nasu
登録者数:40.9万人(2022年8月現在)
現役中にYouTubeを始めた元JリーガーYouTuberのパイオニア。
- 現役選手や引退した選手を呼んでの対談
- スタジアムでのVlog
- サッカー対決
- サッカーチームへの練習参加
多くの企画にチャレンジし、サッカー界を盛り上げています。
今話題のサッカーチーム・WINNER’Sの監督も務めています。
鈴木啓太
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- 浦和レッズ
ポジション
MF
獲得タイトル
- Jリーグ
- ナビスコ杯(現・ルヴァン杯)
- 天皇杯
- ACL
主な代表暦
- 日本代表(2006-2008年)
- アテネ五輪予選日本代表
浦和レッズで15年間プレーした守備職人。
浦和サポーターからも非常に人気のある選手でした。
個人でも、2度のJリーグベストイレブンに輝いています。
現在はAuB株式会社(腸活に関する会社)の代表取締役を務めています。
YouTubeチャンネル名:鈴木啓太/Keita Suzuki
登録者数:20万人(2022年8月現在)
現役日本代表選手をはじめ、大勢のサッカー選手との対談を行っています。
選手の経歴をゲストと共に紐解いていく、サッカーファン大喜びの内容です。
選手だけでなく、高校サッカーの監督など、サッカーに携わる人たちの話が聞ける点も特徴のひとつです。
戸田和幸
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- 清水エスパルス
- トッテナム(イングランド)
- ADOデン・ハーグ(オランダ)
- 清水エスパルス
- 東京ヴェルディ
- サンフレッチェ広島
- ジェフ千葉
- 慶南FC(韓国)
- ザスパ草津
- FC町田ゼルビア
- ウォーリアーズFC(シンガポール)
ポジション
MF
獲得タイトル
- 1999年Jリーグ2ndステージ制覇
主な代表暦
- 日本代表(2002年日韓W杯出場)
相手の攻撃を徹底的に潰すクラッシャー。
日韓W杯ではトルコ戦で1得点。
赤のトサカ頭でも有名になりました。
現在はサッカー解説者として、理路整然とした喋りを披露。
現役時代のプレーとのギャップに、驚いたのは私だけではないはずです。
YouTubeチャンネル名:戸田和幸「SHIN_KAISETSU」
登録者数:9.8万人(2022年8月現在)
現在、人気No.1解説者の試合総括をYouTubeでも聞くことができます。
Jリーグだけではなく、日本代表や海外サッカーの総括も行っています。
もっとサッカーを詳しく知りたい人には最適なチャンネルです。
中田英寿
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- ベルマーレ平塚
- ペルージャ(イタリア)
- ASローマ(イタリア)
- パルマ(イタリア)
- ボローニャ(イタリア)
- フィオレンティーナ(イタリア)
- ボルトン(イングランド)
ポジション
MF
獲得タイトル
- アジア・カップウィナーズカップ(現・ACL)
- セリエA(ローマ時代)
- コッパ・イタリア(パルマ時代)
主な代表暦
- 日本代表(98年フランスW杯、2002年日韓W杯、2006年ドイツW杯出場)
- シドニー五輪日本代表
当時世界最強リーグだったイタリア・セリエAで躍動した日本代表。
世界選抜にも入り、世界トッププレイヤーの仲間入りをした初めての日本人。
「中田の活躍によって、日本人選手が世界に評価され始めた」ほどの存在です。
7月にパリサンジェルマンが日本に来日した際、セルヒオラモス選手の方から中田さんに握手を求めていました。
YouTubeチャンネル名:Hidetoshi Nakata Official
登録者数:9.2万人(2022年8月現在)
中田さんが歴代の所属クラブを訪問しながら、思い出を語るチャンネルです。
中田さんのプレー集もたくさんあり、自分で懐かしむのはもちろんのこと、「こんなに凄い選手がいたんだよ」と子供に見せたくなること間違いありません。
城彰二
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- ジェフ市原(現・ジェフユナイテッド千葉)
- 横浜F・マリノス
- バリャドリード(スペイン)
- ヴィッセル神戸
- 横浜FC
ポジション
FW
獲得タイトル
- 2000年Jリーグ1stステージ制覇
主な代表暦
- 日本代表(98年フランスW杯出場)
- アトランタ五輪日本代表
鹿児島実業高校時代から名を馳せていた元日本代表FW。
プロ入りからスペイン移籍までの6年間で、5度の2桁得点を記録しています。
YouTubeチャンネル名:【元日本代表 城彰二】JOチャンネル
登録者:7.15万人(2022年8月現在)
城さんが90年代の日本代表の裏話や、自身の移籍の経緯などを語っています。
試合だけでなく、オフにどんなことをしているかなど、ファンが知りたいことを知れるチャンネルです。
当時どんな車に乗っていた、誰と仲が良かったなど、テレビでは語れないような話も多いです。
闘莉王(トゥーリオ)
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- サンフレッチェ広島
- 水戸ホーリーホック
- 浦和レッズ
- 名古屋グランパス
- 京都サンガ
ポジション
DF
獲得タイトル
- Jリーグ
- 天皇杯
- ACL
主な代表暦
- 日本代表(2010年南アフリカW杯出場)
- アテネ五輪日本代表
ブラジルから日本に帰化し、5年間に渡って日本代表としてプレーした闘将。
JリーグMVP1回、ベストイレブン9回と、Jリーグ史でもトップクラスの実績です。
魂のこもったディフェンスに加え、劇的なゴールでチームを救うことも多々ありました。
YouTubeチャンネル名:闘莉王TV
登録者数:6.6万人
冒頭の「へいへいへい!日本の皆様〜」から始まるトゥーリオ節は見応え十分です。
日本代表や浦和レッズの試合などを、歯に衣着せず、本音で解説します。
ブラジルの地元のサッカーの様子や、利きビール対決などの企画動画があることも。
セルジオ越後さん並みの毒舌を披露しますが、活躍した選手を讃えることも忘れません。
福西崇史
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- ジュビロ磐田
- FC東京
- 東京ヴェルディ
ポジション
MF
獲得タイトル
- Jリーグ制覇
主な代表暦
- 日本代表(2006年ドイツW杯出場)
Jリーグ・ベストイレブンに4度も輝いたイケメンMF。
「海外組」という言葉が使われ始めた2004年頃、激戦区である日本代表MFを「国内組」として定位置を確保しました。
現在はNHK系列の解説者としても活躍しています。
見た目とは裏腹に、ファールすれすれの際どいプレーをすることも。
ネットでは、「さわやかヤクザ」と呼ばれることもありました。
YouTubeチャンネル名:【公式】福西崇史 福ちゃんねる
登録者数:3.6万人(2022年8月現在)
ともに日本代表として闘った仲間との対談や、日本代表の試合を独自の目線で解説をします。
また、福西さんはPKが非常に上手く、元プロ選手や女子サッカーの選手との対決企画もよく行われています。
増嶋竜也
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- FC東京
- ヴァンフォーレ甲府
- 京都サンガ
- 柏レイソル
- ベガルタ仙台
- ジェフ千葉
ポジション
DF
獲得タイトル
- Jリーグ
- ヤマザキナビスコ杯(現・ルヴァン杯)
- 天皇杯
主な代表暦
- 世代別日本代表
市立船橋高校時代から選手権のスターとして活躍したDF。
闘志みなぎるディフェンスで、数多くのピンチを救ってきました。
現在は市立船橋高校でコーチをしつつ、柏レイソルのイベントに参加することもあります。
柏レイソル在籍時は、ジョルジワグネルさんと仲良しでした。
ちなみに、現在は連絡がつかないそうです。
YouTubeチャンネル名:増嶋家ちゃんねる。
登録者数:3.6万人(2022年8月現在)
増嶋家4人でチャンネルを配信しています。
サッカー選手との対談はもちろん、奥様である潮田玲子さんの芸能界・他の競技の友人とのトーク企画もあります。
播戸竜二
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- ガンバ大阪
- コンサドーレ札幌
- ヴィッセル神戸
- ガンバ大阪
- セレッソ大阪
- サガン鳥栖
- 大宮アルディージャ
- FC琉球
ポジション
FW
獲得タイトル
- ヤマザキナビスコ杯(現・ルヴァン杯)
- 天皇杯
主な代表暦
- 日本代表(2006-2008)
どのチームに所属しても、泥臭く得点を決め続けたストライカー。
播戸さんがゴールを決めると、チームがより一層盛り上がるほどのパワーと明るさを持った選手でした。
重要な局面でのゴールが多く、記録よりも記憶に残る選手です。
2008年の天皇杯決勝でのゴールは、播戸さん自身の中でもベストゴールのひとつのようです。
YouTubeチャンネル名:播戸竜二のおばんざい屋
登録者数:3.3万人(2022年8月現在)
サッカー選手を呼んでの対談や、播戸さん自身の思い出を語る企画が人気です。
また、日本サッカー協会の田嶋幸三さんやJリーグクラブの元社長をゲストに呼ぶなど、チーム運営の裏側も知ることができます。
中山雅史
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- ジュビロ磐田
- コンサドーレ札幌
- アスルクラロ沼津
ポジション
FW
獲得タイトル
- Jリーグ
- ヤマザキナビスコ杯
- 天皇杯
- アジアクラブ選手権(現・ACL)
主な代表暦
- 日本代表(98年フランスW杯、2002年日韓W杯出場)
W杯で初めて得点を決めた日本人となったストライカー。
自分ごとゴールに入るような闘志の持ち主で、J1通算157ゴールを記録。
明るいキャラクターで、今でもテレビ出演することもあるスタープレーヤーです。
中山さんはサッカーにおけるギネス記録を持っています。
・1999年のJ1リーグにて、4試合連続ハットトリック達成。(2006年に記録は更新されています)
・国際試合において、試合開始から3分間でハットトリック達成。
YouTubeチャンネル:【公式】ゴン中山チャンネル 中山雅史
登録者数:2.6万人(2022年8月現在)
中山さんは現在ジュビロ磐田のコーチを務めており、試合の総括を配信しています。
チームスタッフ目線でのトークで、ジュビロサポーターには特に嬉しい内容です。
水内猛
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- 浦和レッズ
- ブランメル仙台(現・ベガルタ仙台)
ポジション
FW
獲得タイトル
–
主な代表暦
–
個人技よりも、動き出しで勝負するタイプのワンタッチゴーラー。
1993年のJリーグ開幕当初、福田正弘さんらと共に、下位に低迷する浦和レッズを支え続けました。
引退後は芸能事務所のホリプロに所属し、スポーツキャスターを務めています。
YouTubeチャンネル:水内猛のオフサイドぎりぎり!
登録者数:1.6万人
元サッカー選手を招き、お酒を飲みながらまったりとトークを配信しています。
浦和レッズ愛に溢れており、浦和レッズにゆかりのある方の出演が多いです。
中澤佑二
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- ヴェルディ川崎(東京ヴェルディ)
- 横浜F・マリノス
ポジション
DF
獲得タイトル
- Jリーグ
- 天皇杯
主な代表暦
- 日本代表(2006年ドイツW杯、2010年南アフリカW杯出場)
- シドニー五輪日本代表
ボンバーヘッドを揺らしながら、12年間に渡って日の丸を背負った長身DF。
強靭な体で相手選手を弾き飛ばし、セットプレーでは数々のゴールも決めてきました。
J1通算593試合、日本代表としても110試合に出場。
高校卒業後に単身ブラジルに渡り、その後ヴェルデイの練習生からスタートした苦労人です。
現在はラクロスのコーチを務めています。
YouTubeチャンネル名:中澤佑二公式チャンネル
登録者数:1.4万人(2022年8月現在)
サッカーだけでなく、他競技のアスリートとの対談や農作業体験などにチャレンジしています。
中澤さんの明るいキャラクターもあり、楽しい雰囲気での配信ばかりで、こちらも元気をもらえるような内容です。
中島崇典
Embed from Getty Images現役時の所属クラブ
- 湘南ベルマーレ
- 横浜FC
- アビスパ福岡
- 柏レイソル
- 横浜FC
- ガイナーレ鳥取
ポジション
DF
獲得タイトル
- J1リーグ優勝(2011年)
主な代表暦
–
J2からの昇格後、即J1優勝を成し遂げたレイソルにおいて、ムードメーカーとしてチームを盛り上げたDF。
国立での鹿島戦、レアンドロ・ドミンゲスの決勝点へのアシストはレイソルサポーターの目に焼き付いています。
引退後、サッカー用品を製造する株式会社エシェルの代表を務めています。
また、サッカースクールで子供達への指導にも励んでいます。
YouTubeチャンネル名:元Jリーガー・中島 崇典
登録者数:約6000人(2022年8月現在)
主にショート動画にて、サッカー技術向上に役立つ動画を配信しています。
短い時間ながらもわかりやすく、プロサッカー選手を目指す子供達やサッカーやフットサル初心者に見てほしい動画です。
まとめ
今回は、元Jリーガー13名のYouTubeチャンネルをご紹介しました。
どの動画も個性溢れ、サッカー選手の”ひととなり”がよくわかるチャンネルです。
ただ、どのチャンネルにも共通して、同じ想いが宿っているように感じます。
それは、「サッカー界を盛り上げたい」という想いです。
「自分がお世話になった日本サッカー界への恩返し」、そして「日本がサッカー強豪国への仲間入りを果たして欲しい」という想いが間違いなくあるはずです。
今回ご紹介した元サッカー選手のYouTubeチャンネルは、サッカーファンならば間違いなく楽しめる内容です。
サッカーを詳しくない方にとっても、サッカー好きになるためのキッカケにもなります。
この記事を読んでくださったあなたに動画を楽しいと共に、ぜひあなたの周りの方にも教えてあげてください。
その結果、日本のサッカーがより一層の盛り上がりを見せたら最高です。
2022年W杯が11月に迫っています。
今大会は、ABEMA TVで全試合無料中継されます。
自宅でも、出先でもW杯を楽しみましょう。
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