「メッシが電撃加入」
バロンドール獲得回数は7回。(参照:ゲキサカ)
- リーグ制覇
- CL(チャンピオンズリーグ)制覇
- W杯制覇
個人・チームでも全てを勝ち得た選手。
そんな”史上最高のサッカー選手・リオネル メッシ”が加入するチーム。
アメリカの”インテル・マイアミ”というチームが、いま大きな注目を浴びています。
インテル・マイアミは、2018年に設立された新しいクラブ。
リオネル メッシという最高のプレーヤーは、「なぜこのチームを選んだのか」。
今回は、”インテル・マイアミとはどんなチームなのか”をご紹介します。
2023年にインテル・マイアミに移籍する大物選手
メッシの移籍をきっかけに、大きな注目を集めるようになったインテル・マイアミ。
「メッシ」という選手の注目度が高すぎて、「インテル・マイアミ=メッシ」という印象を持つ人もいるはず。
しかし、今シーズンは大型補強を敢行。
メッシ以外にも”世界トップクラスの選手たち”の加入が決定しています。
リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
- 過去の所属クラブ
・バルセロナ(スペイン)
・パリサンジェルマン(フランス)
セルヒオ・ブスケツ(スペイン代表)
- 過去の所属クラブ
・バルセロナ(スペイン)
ジョルディ アルバ(スペイン代表)
- 過去の所属クラブ
・バレンシア(スペイン)
・バルセロナ(スペイン)
上記で紹介した2選手以外にも、ワールドクラスの選手の獲得が噂されています。
・イニエスタ(元スペイン代表)
・セルヒオ ラモス(元スペイン代表)
・エデン アザール(ベルギー代表)
・リンガード(イングランド代表) など
メッシがマイアミに移籍した理由
「なぜメッシはマイアミを選んだのか」
2023年夏に、”メッシのバルセロナ復帰”が噂されていました。
13歳の時にバルセロナの下部組織に加入し、病気の治療支援、親の仕事の斡旋。
幼い頃に受けた施しに対し、”数えきれないほどのタイトル”で恩返しをしたメッシ。
2021年夏にはPSG(パリ・サンジェルマン)に移籍したものの、現在も「バルセロナは心のクラブ」です。
しかし現在、バルセロナは財政的に難アリ。
給与を下げてバルセロナに加入しても、「試合に出場できない」というリスクがあります。
そのため、「メッシのバルセロナ復帰」は叶わなかったと言われています。
では、なぜアメリカへの移籍を決断したのでしょうか。
ここからは、”メッシのマイアミ移籍の経緯”と”決断の理由”を考えてみます。
サウジアラビアからの破格オファー
2023年夏、移籍マーケットの主役の座を奪ったのは”サウジアラビア”。
例年であれば、最注目は”ヨーロッパの移籍”ですが、サウジの複数クラブが「数百億円単位の待遇」でビッグネームを招聘。
これまでにサウジ行きを決断した大物選手は、
- ベンゼマ
- カンテ
- クリバリ
- フィルミーノ など
メッシも、アル ヒラル(サウジ)への移籍が噂されていました。
年棒は、「1年で700億円以上」。(参照:GOAL STUDIO)
史上最高額となるオファーを提示されるも、メッシの移籍は成立せず。
すでにサウジアラビアでプレーしている”クリスティアーノ ロナウドとの再戦”は、幻となりました。
いま大注目のサウジアラビアリーグについては、”こちら”にまとめています。
・数々の大物の加入
・国策での補強
・サウジアラビアリーグの現状
【サウジアラビアリーグについて】
アップルとアディダスの存在
Embed from Getty Imagesインテル・マイアミでのメッシの年棒は推定75億円。(参照:スポニチ)
十分に高いサラリーですが、サウジからの700億円のオファーと比べると1/10の金額。
しかし、この75億円という金額は、おそらく”インセンティブ”を抜いた金額。
この移籍には、誰もが知る2つの大企業が関与しています。
その企業とは、「アップル」と「アディダス」です。
アップル
Embed from Getty Imagesみなさんも毎日使っているスマートフォン。
日本において、スマホNo.1の人気を誇るiPhoneは、”アメリカの大企業・Apple”で作られたものです。
そのAppleは、2022年6月にアメリカ・MLS(メジャー・リーグ・サッカー)と提携。(参照:スポニチ)
現在は、AppleTVにて、MLSの試合を独占放送中です。
メッシがアメリカでプレーすれば、AppleTV加入者は間違いなく鰻登り。
Appleとしては、”メッシのプレーがアメリカで観たい”と同時に、”AppleTVによる収入”を高めたかったのは間違いありません。
そして、その放映権料の一部が、メッシにも入る契約になっているのだとか。
アディダス
サッカー日本代表のユニフォームスポンサーも務める、”ドイツの大企業・adidas”。
アメリカ・MLSに所属するチームは29チーム。
その29チームは、全てadidasのユニフォームです。
- メッシが加入すれば、MLSへの注目度が高まる
- マイアミを含む、多くのチームのユニフォームの売り上げが伸びる
こちらも、ユニフォーム売上の一部がメッシに入る契約なのだとか。
メッシが”世界最高のプレーヤー”であることに疑いの余地はありません。
それに加え、世界トップの大企業を動かすほどの”影響力”に、メッシという偉大さを感じます。
マイアミのオーナーはベッカム
Embed from Getty Imagesインテル・マイアミの共同オーナーを務めるのは”ディビット ベッカム”。
2002年日韓W杯では日本でも大人気になったスタープレーヤーです。
どのような方法でメッシとの仲を深め、どのうような交渉をしたのかはわかりません。
ただ、「世界最高峰」を経験した者同士だからこそ、わかりあえる部分もあったかもしれません。
また、ベッカムと共にマイアミのオーナーを務めるのは”マス兄弟”。(参照:GOAL STUDIO)
マス兄弟は、香川真司選手も所属歴のある”レアルサラゴサ(スペイン)”のオーナーも兼任しています。(参照:ALL STARS CLUB)
家族のため
メッシほどのスター選手とあれば、私生活も大変。
街に出かければ、ファンに囲まれてしまうのは間違いありません。
しかし、サッカーの本場・ヨーロッパを離れれば、その状況は異なります。
例えば、元バルセロナのイニエスタ選手が日本に来て驚いたことは、「選手へのプライベートへの配慮」。
”子供と公園で遊べること”は、スター選手にとっては普通のことではありません。(参照:神戸新聞NEXT)
サッカー選手としては、比較的静かな生活を好むメッシ。
アメリカに居住し、早速スーパーでお買い物をするなど、新しい生活を楽しんでいるようです。(参照:FOOTBALL ZONE)
また、マイアミはスペイン語が通じる街。
”母国語でも不自由ない”という点も、決め手の1つかもしれません。
※メッシは2021年に、マイアミで家を購入しています。(参照:SPOTV NEWS)
インテル・マイアミってどんなチーム?
多くの人が持つであろう疑問、「インテル・マイアミって強いの?」。
結論:強くはありません
MLSでの成績は、以下の通り。
・2020年:19位
・2021年:21位
・2022年:14位
・2023年:29位(最下位)
年度を見てお気づきの方もいるかと思いますが、MLSに参入したのは2020年。
インテル・マイアミは、設立したばかりのクラブです。
今シーズン、メッシを皮切りに大型補強を敢行。
これからどんどん強くなっていく可能性のあるチームです。
・チーム名:インテル マイアミCP
・設立:2018年
・クラブカラー:黒×ピンク
・スタジアム:DRV PNKスタジアム(18,000人収容)
※現在、”フリーダムパーク”というスタジアムを建設中。
これまでにマイアミでプレーした有名選手
イグアイン(元アルゼンチン代表)
- 過去の所属クラブ
・リーベル プレート(アルゼンチン)
・レアル マドリード(スペイン)
・ナポリ(イタリア)
・ユベントス(イタリア)
・ACミラン(イタリア)
・チェルシー(イングランド)
・インテル マイアミ(アメリカ)
※2022年に現役引退。
ギブス(元イングランド代表)
- 過去の所属クラブ
・アーセナル(イングランド)
・ノリッジ(イングランド)
・ウェスト ブロムウィッチ(イングランド)
・インテル マイアミ(アメリカ)
※現在もマイアミに在籍。
フィル・ネビル(元イングランド代表)
- 過去の所属クラブ
・マンチェスター ユナイテッド(イングランド)
・エヴァートン(イングランド)
2023年6月までマイアミの監督。
息子の”ハーヴェイ・ネビル”は、インテル マイアミの選手です。
マイアミってどんな街?
Embed from Getty Imagesマイアミは、アメリカ東南部フロリダ州にある、人口約44万人の街。
- 大西洋に囲まれたビーチ
- 年間通して半袖で過ごせる気候(平均25℃)
冬の避寒地としても人気で、とても過ごしやすい地域です。
Embed from Getty Imagesマイアミはスポーツも盛んな地域。
アメリカ5大人気スポーツのプロチームが、マイアミ(フロリダ)を本拠地として構えています。
- マイアミ ドルフィンズ(アメリカンフットボール)
- マイアミ ヒート(バスケットボール)
- フロリダ パンサーズ(アイスホッケー)
- マイアミ マーリンズ(野球)
- インテル マイアミ(サッカー)
マイアミ マーリンズ(野球)は、イチロー外野手、田澤純一投手が所属していたチームです。
Embed from Getty Imagesインテル マイアミの試合を観る方法
インテル マイアミが所属する”MLS(メジャーリーグ サッカー)”は、AppleTVの独占配信です。
詳しい視聴方法については、Apple公式サイトをご確認ください。
まとめ
”神の子”の愛称を持つリオネル・メッシ。
サッカー選手として、”全ての栄誉”を獲得した神童も、現在36歳。
全盛期と比較すると、身体のキレは確実に落ちています。
それでも、プレースタイルを変え、現在は”司令塔”として世界トップのプレーを見せるメッシ。
”神の子”の加入によって、2023年最下位のチームがどんな変化を見せるのか。
そして、アメリカサッカーがどんな進化を見せるのか。
今年は、アメリカのサッカーも熱くなりそうです。
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