「バルセロナ育ちの日本人」
近年、世代別日本代表の選手一覧には、名前に”カタカナ”のついた選手が増えてきました。
ハーフの選手が増え、「どんなプレーをするの?」という興味に加え、「どこの国とのハーフなの?」という興味も湧いてきます。
そんなパリ五輪世代よりも下の世代に、「バルセロナ育ちの日本人」が頭角を表しました。
その選手の名前は、「高橋センダゴルタ仁胡」。
スペインで育ち、飛び級でU-20日本代表に加わった世界も注目するプレーヤーです。
今回は、高橋センダゴルタ仁胡のプレースタイルと経歴をご紹介します。
高橋センダゴルタ仁胡について
- 名前:高橋センダゴルタ仁胡(たかはし にこ)
- 生年月日:2005年8月17日
- 出身地:スペイン バルセロナ
- 所属クラブ:バルセロナ フベニールA(バルサU-19)
- ポジション:DF
- 身長:173cm
- 体重:63kg
アルゼンチン×日本のハーフ
Embed from Getty Images高橋選手は、アルゼンチン人の父と日本人の母を持つハーフです。
さらに、生まれ育ったのはスペイン。
現状、日本・アルゼンチン・スペインの3カ国の国籍を選ぶ権利を有しています。
アルゼンチン・スペインからも才能を高く評価されている高橋選手。
果たして、”どこの国”を選択するのでしょうか。
A代表で1試合でもプレーすると、”その国の選手”とみなされます。
(例)日本代表でプレーしたら、アルゼンチン代表・スペイン代表になる資格を失う。世代別代表は該当せず。
若き才能60人に選出
イギリス・ガーディアン誌による企画で、「世界のサッカー界で最高の若き才能60人」に選出された高橋選手。
日本からは唯一の選出で、その才能は世界中から注目されています。(参照:FOOT BALL ZONE)
U-20日本代表
2022年から世代別日本代表に”飛び級”で選出。
5月には父の地元・アルゼンチンで開催されるU-20W杯にも出場予定です。
また、15歳の頃には、U-15スペイン代表でもプレーしています。
高橋センダゴルタ仁胡の着用スパイク
Embed from Getty Imagesメーカー:アディダス
高橋選手は、アディダスのX(エックス)シリーズを着用しています。
スピードプレーヤー向けに作られており、フィット感に優れた人工皮革のスパイクです。
高橋センダゴルタ仁胡のプレースタイル
Embed from Getty Images「監督も驚く”止めて・蹴る”」
高橋選手の主戦場は”左SB(サイドバック)”。
ポジションとしてはDFになりますが、”DFとは思えないほどの技術”を持っています。
その「止めて・蹴る」の基礎技術の正確さは、U-20日本代表のチームメイトのみならず、冨樫監督をも舌を驚かせました。(参照:ゲキサカ)
高い技術があるからこそ、どんな時でも冷静にプレー。
ミスが少なく、チームの後方からゲームを組み立てます。
高橋センダゴルタ仁胡の経歴
「スペイン生まれスペイン育ち」
これまでスペインのクラブでプレーし、2019年にFCバルセロナに加入。
現在は、U-19にあたるバルセロナ・フベニールAでプレー中。
15歳で加入以降、トップチーム入りが着実に近づいています。
カンテラについて

高橋選手はバルセロナのカンテラ(下部組織)に所属。
現在、バルセロナ・フベニールAでプレーしています。
フベニールAは、トップチームから数えて上から3番目のチーム。
あと2回昇格すれば、晴れて”バルサのトップチーム入り”が実現します。
レアルマドリードのカンテラでは、中井卓大選手がプレーしています。
【中井卓大について詳しく】
まとめ
「バルセロナでプレーする日本人。」
この言葉ひとつで、期待感を抱いてします。
まだトップチームの選手ではありませんが、プレーは正確そのもの。
パスひとつ・トラップひとつでチームに安心感を与えます。
U-20W杯をきっかけに、日本での注目度はさらに高まるはずです。

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