2023年5月20日に、『J1リーグ第14節 柏レイソルvsヴィッセル神戸』が開催されました。
前節は、ホームで横浜FCに0-1で敗北。
絶対勝たなければいけない試合で黒星を喫し、J1残留争いはさらに混戦に。
これまで”選手を励まし続けたサポーター”の我慢も限界に。
試合後にはスタジアムに居残りし、”チームの方針についての説明”を要求しました。
※横浜FC戦についてはこちら。
さらに皆さんご存知の通り、チーム内協議の末にネルシーニョ監督が退任。
後任には、井原正巳ヘッドコーチが任命されました。
悪い流れを断ち切るためにも、井原新監督に大きな期待が寄せられています。
この試合の対戦相手はヴィッセル神戸。
”代表クラスの選手”を数多く揃えるチームですが、ここ3年間のリーグ戦での戦績は「5勝1敗」。
実は、大きく勝ち越している相手です。
ただ、今年のヴィッセルは一味違います。
「2位に勝ち点5差をつけ、首位を快走中。」
試合前の両チームの順位
柏 | 神戸 | |
---|---|---|
順位 | 16位 | 1位 |
勝ち点 | 11(勝ち点) | 29(勝ち点) |
得点 | 8得点 | 28得点 |
失点 | 16失点 | 8失点 |
「優勝争いをするチームと残留争いをするチームの対戦。」
ここで首位を叩ければ、Jリーグがますます面白くなります。
そして、「レイソルが流れに乗りそう」な気がする。
いつも通り、WINNERは『3-1』での勝利で購入。

当日の様子
井原正巳監督の初陣

ネルシーニョ監督の元で、通算10年にわたってヘッドコーチを務めた井原さん。
前節の横浜FC戦後にチーム内協議の結果、ネルシーニョ監督が退任。
後任監督として、井原正巳監督が就任しました。
現役時代には、日本代表として122試合に出場。(歴代2位)
「アジアの壁」が、柏レイソルを建て直します。

試合直前に快晴に
”雨予報”も出ていた5月20日。
試合前のウォーミングアップ時の天候は曇り。

と思ったら、試合直前に快晴に。

座って試合を観ているだけでも暑いと感じるほど。
選手たちは、「暑さとの戦い」もあったかもしれません。
シジマールGKコーチ

「絶対負けなーい!」でお馴染み、シジマールさん。
2010年代の”レイソルの黄金期”を支えたGKコーチです。
現在はヴィッセル神戸のGKコーチ。
試合後には、柏サポーターの元に挨拶をしに来てくれました。
スターティングメンバー
柏レイソル
ベンチ入りメンバー
- GK 佐々木雅士
- DF 土屋巧
- DF 三丸拡
- MF モハマド ファルザン佐名
- MF 椎橋慧也
- FW 武藤雄樹
- FW ジェイ=ロイ・フロート
ヴィッセル神戸
ベンチ入りメンバー
- GK 坪井湧也
- DF 尾崎優成
- MF 泉柊椰
- MF 中坂勇哉
- MF 扇原貴宏
- FW パトリッキ
- FW リンコン
試合結果
「1-1」
得点
前半24分:大迫勇也
後半21分:オウンゴール
「なんで柏はこの順位にいるんだ!?」
そう思った神戸サポーターも多いはず。
現在リーグ首位を走る相手に、堂々たる戦いを見せました。
- 相手の前からのプレスをパス回しで剥がす
- サイドを広く使い、何度も決定機を創出
選手の見違える動きに、スタンドのサポーターも大興奮。
- 普段は右SBの片山選手を左SBに配置
- 突破力のある細谷選手をサイドに配置 など
今までは見れなかったような采配をし、見事に的中させた井原監督のトリコになりました。
勝てていないし、得点もオウンゴール。
でもあの得点は、「細谷の強烈なプレス」があったから生まれました。
今年1番叫び、楽しい90分間だったかもしれません。
個人的に、「Jリーグ開幕戦に感じたような期待感」を抱きました。
まとめ

前節は、最下位の相手に黒星を喫したレイソル。
「監督を替えても、上手くいくとは限らない。」
それは、長年レイソルを応援している人もよく理解していることです。
変化による期待もあれば、不安もある。
そんな感情を持ちながらスタジアムに向かいましたが、帰る頃には「期待」のみ。
「早く次の試合が来ないかな」とワクワクした気持ちです。
今日は全員が良いプレーを見せてくれましたが、”戸嶋祥郎選手”がスゴすぎたなと。

相手のカウンターを何度も止め、セカンドボールを何度拾ったのかわかりません。
開幕戦はベンチ外だった戸嶋選手。
その状況から巻き返し、最近では”レイソルの中盤には欠かせない選手”になっています。
でも、この試合でのプレーは次元が違いました。

試合後、悔しそうな表情をしていた戸嶋選手。
次節の試合後は、黄色を着た人みんなが笑顔で帰れる気がします。

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