『パリ世代の万能型アタッカー』
パリ五輪出場を狙う”パリ世代”は個性あふれる選手ばかりです。
すでに海外でプレーする選手やJ1でスタメン出場する選手も多く、ベスト4に輝いた東京五輪以上の結果が期待されています。
そのパリ世代で、”万能型アタッカー”として注目されるのが鈴木唯人選手です。
高卒1年目からJ1で30試合に出場し、現在では日本代表に選出されるほどの実力です。
今回は、鈴木唯人のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
鈴木唯人について
- 名前:鈴木唯人(すずき ゆいと)
- 生年月日:2001年10月25日
- 出身地:神奈川県三浦郡葉山町
- 所属クラブ:RCストラスブール(フランス)
- 背番号:18番
- ポジション:FW/MF
- 身長:175cm
- 体重:70kg
市立船橋の10番
元 #市立船橋 サッカー部 #鈴木唯人 選手(#清水エスパルス)が #サッカー日本代表 に初招集されたぞ👏
— ヤンサカ (@yansaka_jp) January 5, 2022
おめでとう✨🎊
鈴木選手高校時代の取材記事はココから🔗https://t.co/QaUNa6APX2#高校サッカー#spulse #jfa #daihyo #SAMURAIBLUE#キリンチャレンジカップ pic.twitter.com/l1Id6N8d73
鈴木唯人選手は、2019年に”市立船橋の10番”を背負っています。
市船といえば、90名以上のプロサッカー選手を輩出する名門です。
- 鬼木達(川崎フロンターレ監督)
- 北嶋秀朗(現・クリアソン新宿コーチ)
- 増嶋達也(市立船橋高校コーチ)
- 和泉竜司(名古屋グランパス)
- 杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
- 椎橋慧也(柏レイソル) など
J1からヨーロッパへのステップアップを果たしたのは、カレンロバートさんと原輝綺選手(グラスホッパー)の2人。
「プロは輩出するけど、”日本代表の主力”は生まれていない」という状況を打破するのは、鈴木唯人選手かもしれません。
原輝綺選手は、清水エスパルスでも鈴木選手の先輩でした。(高校時代は入れ違い)
サッカー熱が高い
高校入学時は無名だった鈴木選手。
練習場には1番に到着し、誰よりも熱心に練習に取り組んでいました。
そのサッカー熱の高さは、プロになっても変わらず。
練習や試合での気付き、監督からの助言などを愛用のMacBookに打ち込み、いつでも復習できるようにしています。
プロ1年目は坊主頭
パーマをかけ、今風のオシャレな髪型の鈴木選手。
意外にも、プロ1年目は”坊主頭”でした。
垢抜けていなかった頃の写真を見ると、人としても大きく成長していることを感じます。
鈴木唯人の着用スパイク
Embed from Getty Imagesメーカー:ナイキ
鈴木選手は、ナイキの”ファントム”を着用しています。
ファントムシリーズは、ボールタッチに定評があるシューズ。
シューズの表面に加工を施し、”パス・トラップ・シュート”の精度を高める人工皮革のスパイクです。
※フットサル用や、お子様向けのシリーズもあります。
鈴木唯人のプレースタイル
Embed from Getty Images鈴木選手の特徴を一言で表すならば、「万能型アタッカー」です。
- 足元の技術が高い
- パスが上手い
- シュートが上手い
攻撃の選手に必要な能力がすべて高く、左右両足で高精度なシュートも放ちます。
なかでも大きな武器となるのは、ドリブルです。
タッチが細かいながらも加速力が優れており、個人技で状況を打破することができます。
鈴木唯人の経歴
- 葉山JGK(葉山町立一色小学校)
- 大豆戸FC
- 横浜F.マリノス プライマリー追浜
- 葉山町立葉山中学校サッカー部
- 市立船橋高校サッカー部
- 清水エスパルス
小学生時代
2歳年上のお兄さんの影響でサッカーを始めた鈴木選手。
小学生時代は、3つのチームでプレーしています。
- 葉山JGK
- 大豆戸FC
- 横浜F.マリノス プライマリー追浜
狭き門を突破し、マリノスの下部組織に入団するも、ジュニアユースへの昇格を逃します。
中学生時代
中学生時代は、葉山中学校サッカー部でプレーしています。
クラブチームではなく、中体連(中学校のサッカー部)を選択した理由は、
「中体連でプレーする兄に1vs1で勝てなかったから。」
着実に成長するも、地域選抜止まり。
顧問の先生には、「市船は難しい」と止められるもセレクションに参加し、合格を勝ち取ります。
高校生時代
高校生時代は、市立船橋高校サッカー部でプレーしています。
中学時代の恩師の制止を振り切っての入学は大成功。
1年生時は出場機会がなかったものの、高校2年生からAチーム入り。
高校3年生時には、背番号10番を背負う市船のエースに。
千葉県大会決勝の流経柏戦では自ら決勝点を決め、冬の選手権に出場しています。
畑大雅選手(湘南ベルマーレ)は鈴木選手の同級生です。
清水エスパルス
Embed from Getty Images2020年に清水エスパルスに入団します。
1年目から30試合に出場し、「パリ世代のエース候補」として注目を集めます。
J1通算83試合5ゴール。
決してゴール数が多いわけではありません。
それでも注目されるのは、ゴール以外の場面でも大きなインパクトを残しているからです。
2022年にチームは惜しくもJ2降格。
それに付随し、「2023年に鈴木唯人がどこでプレーするのか」が大きな話題となりました。
RCストラスブール(フランス)
2023年1月に、RCストラスブールに移籍します。
すでにベンチ入りしている鈴木選手。
まずは、フランスでのデビューを目指します。
ストラスブールには、日本代表GKの川島永嗣選手が在籍しています。
まとめ
日本サッカーが成長し、世界で活躍する選手も格段に増えています。
その中の一人、かつてCLベスト4まで進出し、日本代表でもプレーした内田篤人さん。
その内田さんが注目選手として挙げる選手が、鈴木唯人選手です。
プロが賞賛するほどの上手さがあり、素人目にも優れた才能を感じる選手。
パリ五輪世代の中心選手として、今以上に注目されることは間違いありません。
コメント