「野心のある若手に期待したい」
森保監督のこの言葉には、間違いなく相馬選手も含まれています。
2022年カタールW杯メンバー入り。
相馬選手の選出は、”サプライズ”という程ではないものの、驚きの選出という見方もできます。
「ほとんどの人が自分をメンバー予想に入れていなかった」と本人が語るように、当確とは言えない状況でした。
9月のドイツ遠征でアピールに成功し、見事に滑り込みを果たした相馬選手。
今回は、相馬勇紀選手のプレースタイルと経歴についてご紹介します。
2022年カタールW杯に挑む日本代表メンバーはこちらからご確認ください。
【2022年カタールW杯日本代表メンバ一】
相馬勇紀について
Embed from Getty Images- 生年月日:1997年2月25日
- 出身地:東京都調布市
- 所属クラブ:名古屋グランパス
- 背番号:11番(日本代表では24番)
- 身長:166cm
- 体重:69kg
”新宿中村屋”創業者の家系
2021年に創業120年を迎えた”新宿中村屋”。
- 和菓子の製造販売
- レトルト食品の製造販売
- レストランの経営
- 不動産事業
さまざまな事業を展開し、老舗として有名な新宿中村屋ですが、相馬選手は創業者の玄孫にあたります。
玄孫とは
孫の孫のこと。5世にあたる。
奥様はフリーアナウンサーの森山るり
相馬選手は、2021年にタレントの森山るり さんと結婚しています。
フリーアナウンサーとしても活動し、日テレ系「ZIP!」などの有名番組にも出演。
森山さんが元々サッカー好きです。
サッカー観戦を趣味としていたり、WOWOWリーガールとしてスペインのラ・リーガを盛り上げたことも。
ご両親のサポート
相馬選手のご両親は、相馬選手の熱狂的なサポーターです。
相馬選手の試合を観るために、東京から名古屋に行くのは当たり前。
国際試合も現地で観戦するほど、熱く応援しています。
相馬勇紀のプレースタイル
2022年カタールW杯日本代表入りを果たした相馬選手。
小柄ですが、チームに”プラス アルファ”をもたらせる選手です。
相馬選手の主な強みは、以下の3つ。
- サイドのスペシャリスト
- キレ味鋭いドリブル
- キック精度の高さ
サイドのスペシャリスト
相馬選手は、”サイドならどこでもプレーできる選手”です。
- WG(ウィング)
- SH(サイドハーフ)
- WB(ウィングバック)
- SB(サイドバック)
攻撃的、守備的どちらのポジションでもプレーすることができ、どんなフォーメーションにも対応可能です。
また、右でも左でも同じクオリティのプレーを披露します。
キレ味鋭いドリブル
相馬選手は”個の力”で打開する選手です。
スピードがあり、”縦に勝負できる”ことは相手にとっては脅威的な存在。
先発として活躍できるのはもちろんですが、途中出場で流れを変えることもできます。
キック精度の高さ
相馬選手はキック精度が高く、プレースキッカーも務めます。
セットプレーでは味方選手に”ピンポイント”のボールを送り、ゴールを演出します。
また、FK(フリーキック)で直接ゴールを奪うことも。
相馬勇紀の経歴
- 布田FC(調布市立布田小学校)
- 三菱養和SC調布ジュニアユース(調布市立第三中学校)
- 三菱養和SCユース(東京都立調布西高校)
- 早稲田大学ア式蹴球部
- 名古屋グランパス
- 鹿島アントラーズ(レンタル)
- 名古屋グランパス
- カーザ・ピアAC(ポルトガル)
布田FC
小学生時代、布田FCでプレーしています。
布田FCでプレーしつつ、三菱養和のサッカースクールにも通っており、小学6年生からは三菱養和調布SSに籍を移します。
両親のサポートも手厚く、テニスをしていたお父さんはサッカーを猛勉強。
C級ライセンスを取得し、現在はサッカーのコーチをしています。
三菱養和SC調布ジュニアユース
中学時代、三菱養和SC調布ジュニアユースでプレーしています。
中学年代では多くの選手が”成長期の体格”に悩みますが、相馬選手も全く同じ悩みを抱えます。
体格の良い選手に競り負けてしまうこともあるものの、スピードという武器をより一層伸ばします。
自宅に帰ると、お母さんが相馬選手に勉強を教えていました。
三菱養和SCユース
高校時代、三菱養和SCユースでプレーしています。
2013年に高校2年生にして東京都選抜として国体に出場。
翌年には、Jリーグクラブユースを抑え、クラブユースで日本一に輝きます。
早稲田大学ア式蹴球部
大学時代、早稲田大学ア式蹴球部でプレーしています。
相馬選手は、スポーツ推薦ではなく、自己推薦で早稲田大学に入学。
2部降格も経験しますが、関東大学サッカーリーグでの優勝、ベストイレブンなどの輝かしい成績を残します。
2018年には特別指定選手といて名古屋グランパスでプレーし、9試合に出場します。
株式会社maenomeryは、大学サッカーをサポートしています。

名古屋グランパス
2019年に名古屋グランパスに加入します。
風間八宏監督のもと16試合でプレーするも、ほとんどが途中からの出場。
東京五輪も見据え、さらなる出場機会を求めてシーズン途中でレンタル移籍を決断します。
鹿島アントラーズ
2019年夏に、鹿島アントラーズにレンタル移籍します。
所属元よりも上のチームへのレンタルという、比較的珍しいケースですが、鹿島側は完全移籍も狙っていたという噂も。
ただ、負傷の影響でJリーグ5試合の出場にとどまります。
鹿島アントラーズでは、上田綺世選手らと共にプレーしています。
名古屋グランパス
2020年に名古屋グランパスに復帰します。
復帰後には定位置を確保し、2020年、2021年ともに30試合以上に出場。
スピードとスタミナを生かし、サイドを駆け回り、今ではJリーグトップクラスのサイドプレーヤーへと成長しました。
カーザ・ピアAC(ポルトガル)
2023年1月にカーザ・ピアACに加入しました。
2022-23シーズンより80年ぶりに1部昇格し、EL(ヨーロッパリーグ)出場権を狙える順位につけています。
邦本宜裕選手も所属しているチームです。
日本代表
2021年東京五輪に出場し、W杯への出場へと繋げた相馬選手。
A代表での出場は、わずか7試合。
2019年のE-1選手権で初選出。
しばらくは日本代表への選出はありませんでしたが、2022年のE-1選手権でアピール大成功。
まさに”滑り込み”でのW杯出場となりました。
まとめ
近年の日本代表では”大卒選手”の活躍が目立っています。
- 伊東純也
- 守田英正
- 三笘薫 など
「世界を意識するなら高卒でプロ入りしないと遅い」と言われる中、”相馬勇紀”という大卒選手がW杯の舞台で戦いました。
これからも、新たな挑戦が待っているはずです。
2022年カタールW杯についての記事も書いています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
こちらの記事も、ぜひお楽しみください。


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