【日本代表のNo.10】ASモナコ所属・南野拓実のプレースタイルと経歴

日本代表のタオルの写真

6/29に、日本代表で10番を背負う南野拓実選手が、リヴァプールからASモナコに移籍することが正式発表されました。
ASモナコが支払う移籍金は約26億円とも言われています。

南野選手が在籍していたリヴァプールは、「世界最強リーグ」とも称されるプレミアリーグでもトップ3に入ります。
レギュラーは全員各国の代表主力というようなチームで、定位置争いのライバルは強敵ばかり。

南野選手は、カップ戦では出場機会を与えられ、しっかりと結果を残していました。
それでもリーグ戦では出場機会には恵まれず、今シーズン限りでの退団が噂されていました。

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2022年11月にはカタールW杯が控えており、本大会に向けて試合感も取り戻しておきたいところ。

ASモナコへの移籍は吉と出るか凶と出るか

今回は、南野拓実選手の経歴と新天地となるASモナコについて、”10分で理解できるよう”解説していきます。

ASモナコには、アーセナル(イングランド)やバルセロナ(スペイン)で活躍した元スペイン代表のセスク選手も所属しています。

2022年カタールワールド杯についての記事も書いています。
ぜひ合わせて読んでみてください!

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目次

南野拓実選手の経歴

  • ゼッセル熊取(小学生時代)
  • セレッソ大阪U-15(中学生時代)
  • セレッソ大阪U-18(高校時代)
  • セレッソ大阪
  • ザルツブルグ(オーストリア)
  • リヴァプール(イングランド)
    【レンタル移籍】サウサンプトン(イングランド)
  • リヴァプール(イングランド)
  • ASモナコ

南野拓実選手の学生時代

小学生時代

小学生の頃は、大阪府のゼッセル熊取というチームでプレーしていました。
ゼッセル熊取の同じ学年には、ドイツのハノーファーでプレーする室屋成選手も所属していました。

2人は2014年のリオオリンピックにも出場し、その後は日本代表にも選出されています。
同じ少年団の同じ学年から2人の日本代表が誕生しています。

中学生時代

南野選手の元には数々のスカウトが訪れ、その中からセレッソ大阪U-15を選択。
中学生からは、セレッソ大阪の下部組織でプレーをします。

ユースといえば、エリート中のエリートのみが通えるチームですが、南野選手はその中でも圧倒的な実力を発揮。
チームとしての全国制覇はないものの、個人では全国の舞台で得点王も獲得しています。

高校時代

高校に入ると、セレッソ大阪U-18に昇格。
セレッソのユースチームでプレーをし、高校は大阪府の興国高校に進学。

興国高校サッカー部は毎年のようにプロサッカー選手を輩出しており、2021年には4人の部員が横浜F・マリノスに入団したことは大きな話題になりました。

そんな興国高校サッカー部の同学年には、スコットランドのセルティックでプレーする古橋亨梧が所属していました。
南野選手はユース所属のため、一緒にプレーはしていません。

ですが、日本代表のピッチで同じ高校出身、同じ学年の2人が一緒にプレーしています。

南野選手は当時から有名だったが、古橋選手はまだ無名だった。
古橋選手曰く、「当時はほとんど話したことがない」のだとか。

南野拓実選手のJリーガー時代

セレッソ大阪

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南野選手は順調にセレッソ大阪のトップチームに昇格し、無事にプロサッカー選手となります。

そして、高卒ルーキーにして開幕戦でスタメン出場するなど、若い頃から実力を発揮します。
(正確には、高校3年時には二種登録選手としてプロデビューを果たしています。)

プロ1年目は29試合に出場し、5ゴールをあげる活躍。
チームも4位という好順位でシーズンを終えます。

ですが、2年目となる2014年シーズンは30試合に出場して2ゴール。
チームも、ACLではベスト16入りを果たすも、Jリーグでは17位でJ2降格。

2014年リオ五輪も経験し、世界との差を知った南野選手は、シーズン終了後に海外への挑戦を決意します。

セレッソ大阪時代、元ドイツ代表のカカウ選手に「うっさいんじゃボケ!」と言っているシーンが中継に映り、ネットでも話題に。
若い頃から負けん気の強さが全面に出ていました。

南野拓実選手のヨーロッパ挑戦

ザルツブルグ(オーストリア)

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南野選手はオーストリアのザルツブルグに6年間在籍していました。
その間、国内リーグ5連覇を達成し、チームの中心選手として活躍しました。

世界最高峰のUEFAチャンピオンズリーグヨーロッパリーグでもプレーし、南野拓実というサッカー選手の価値を大いに高めました。

ザルツブルグ時代には、世界最高FWの1人であるハーランド選手と共にプレーしています。
また、ドイツのビーレフェルトでプレーする奥川雅也選手も同時期にザルツブルグに所属していました。

リヴァプール(イングランド)

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2019-20シーズンの冬に名門リヴァプールに移籍。
リヴァプールは日本人ファンも多く、この移籍に喜びを感じた人もかなり多いはずです。

チームはリーグ制覇を成し遂げるものの、南野選手はなかなか結果を残せず。
サウサンプトンにレンタル移籍をしてまずまずの結果を残し、リヴァプールに復帰。

しかし、リヴァプールではリーグ戦での出番は得られず。
2021-2022シーズンのチャンピオンズリーグ決勝も、南野選手はベンチ入りしたものの、出場の機会はありませんでした。

リヴァプールで定位置を争いをしたのは、
サラー選手(エジプト代表)、マネ選手(セネガル代表)、フィルミーノ選手(ブラジル代表)、ジョッタ選手(ポルトガル代表)、オリギ選手(ベルギー代表)など、世界でもトップクラスの選手達でした。

南野拓実選手が移籍する”ASモナコ”について

2022-2023シーズンから南野選手がプレーするASモナコというチームを初めて聞いた方も多いかと思います。

モナコはサッカー通の間では有名で、2021-2022のフランス・リーグアンでは3位になっています。
(1位はメッシやネイマール、エンバペが所属するPSG、2位は酒井宏樹選手がプレーしていたマルセイユです。)

2022-23シーズンはCL(チャンピオンズリーグ)にも出場する強豪チームです。
(予備予選からの出場です。)

モナコはフランス・リーグアンのチームとしてCLに出場しますが、実はフランスのチームではありません
フランスではなく、モナコ公国のチームです。

モナコ公国とは?

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モナコ公国は、フランス南東部に面しています。

とても小さな国で、バチカン市国についで2番目に小さな国です。
人口は4万人弱ですが、人口密度の高さは世界でNo.1です。

高級リゾート地で、国家予算の大半は観光業で賄われています。
また、カジノがあることや、F1のモナコグランプリの開催地としても有名です。

ASモナコについて

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ASモナコは1919年に創設された歴史あるクラブです。

代表はリボロフレフさんというロシア出身の大富豪です。
フォーブスの世界長者番付にランクインする程のお金持ちで、2011年にASモナコを買収しています。

ロシアというと、ロシア国籍のアブラモビッチさんがオーナーを務めていたチェルシーへの制裁を思い浮かべた方も多いはずです。
ですが、リボロフレフさんは現在キプロス国籍を取得しているようです。

ASモナコのホームスタジアム

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ASモナコのホームスタジアムは、「スタッド・ルイ・ドゥ」です。

収容人数は18,524人と小さなスタジアムで、残念ながらサッカー専用スタジアムではありません。
また、コロナ前の平均収容人数も8,000人ほどと、満員のスタジアムというわけではないようです。

ASモナコはどのくらい強いのか

ASモナコは、フランス・リーグアンで8度の優勝を誇ります。
直近では、2016-2017シーズンで優勝に輝いています。

2003-2004シーズンのCLでは、なんと準優勝という輝かしい実績があります。

ちなみに、決勝の相手はモウリーニョ監督率いるFCポルトでした。
今でこそ有名なモウリーニョ監督ですが、この優勝をきっかけに世界的な名将として知られるようになりました。

前述した通り、ASモナコはリーグアン3位なので、2022-2023シーズンもCLに出場します。
南野選手は、リーグ戦、CLを勝ち抜くための戦力として獲得されました。

過去にASモナコに所属した一流サッカー選手

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  • エンバペ
  • ベルナルド・シルバ
  • バカヨコ
  • アビダル
  • ファルカオ
  • ハメス・ロドリゲス
  • モリエンテス
  • サビオラ
  • クリスティアン・ヴィエリ
    などなど

あげるとキリがない程、多くの名選手がASモナコに所属していました。

昔からのサッカー好きが「お!」と感じる選手から、ムバッペのように現在世界トップを走る選手まで在籍していたクラブです。

ASモナコで南野拓実選手のライバルとなる選手

ここまで読んでいただき、ASモナコというチームが強いチームということはわかったはずです。

でも、強いということは、必然的にポジションを争うチームメイトも強力です。
特に、FWやMFの攻撃的な選手とは、得点を奪うために協力しながらも、同時にライバルでもあります。

ここからは、ASモナコで南野選手のライバルとなりうる選手達をご紹介します。

ベン・イェデル
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  • フランス代表
  • ポジション:FW
  • 背番号:10
  • 身長:170cm
  • 体重:68kg
ケヴィン・フォラント
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  • ドイツ代表
  • ポジション:FW
  • 背番号:31
  • 身長:179cm
  • 体重:74kg
ジェルソン・マルティンス
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  • ポルトガル代表
  • ポジション:MF/FW
  • 背番号:7
  • 身長:174cm
  • 体重:73kg
ゴロヴィン
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  • ロシア代表
  • ポジション:MF
  • 背番号:17
  • 身長:180cm
  • 体重:69kg

まとめ

南野拓実選手の移籍に、モナコ現地のファンは非常に喜んでいるとの報道もあります。

リヴァプールでは思うような結果は残せなかったものの、レギュラー争いをしていたことや、日本代表の10番を背負っているプレーヤーです。
ASモナコでは、必ずやチームの力になってくれるでしょう。

また、ASモナコはチャンピオンズリーグに出場するため、日程的にもハードになります。
そういった意味でも、南野選手にチャンスが回ってくることは間違いありません。

南野選手がASモナコのエースとしてリーグアン、チャンピオンズリーグで活躍し、W杯でも躍動することに期待しましょう!

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この記事を書いた人

しんじ しんじ エンジョイ系フットサルチームの代表

寄り道をするようについついボールを蹴ってしまう。
ついついサッカーを観てしまう。

サッカー・フットサルを知らない人が最初の1歩目を踏み出せるように。
初心者から中級者へとステップアップできるように。

1990年生まれ

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