大学生でコパアメリカに出場。
法政大学に在学中に、メッシやネイマールも出場する南米No.1を決める大会に出場した過去を持つ上田綺世選手。
その実力は本物で、Jリーグでは86試合38得点という驚異的なペースでゴールを決めてきました。
2022年夏に海外挑戦を決断し、さらなる飛躍を遂げる上田選手。
その新天地は、多くの日本人もプレーするベルギーリーグの「セルクル・ブルッヘ」。
今回は、上田綺世選手のプレースタイルと経歴、新天地セルクル・ブルッヘについてご紹介します。
上田綺世選手について
Embed from Getty Images- ポジション:FW
- 生年月日:1998年8月28日
- 出身地:茨城県水戸市
- 所属クラブ:セルクル・ブルッヘ(ベルギー)
- ポジション:FW
- 背番号:36番(日本代表では26番など)
- 身長:182cm
- 体重:76kg
大学生でコパアメリカ出場
Embed from Getty Images上田選手は、大学生時代にコパアメリカに出場しました。
コパアメリアは南米王者を決める大会で、世界トップクラスの選手たちが”本気”で戦います。
チリ、ウルグアイ、エクアドルと対戦し、多くの決定機を逃してしまった上田選手。
ただ、”ゴール前でフリーになる動き”は世界でも通用するところを証明しました。
奥様はモデルの由布菜月
上田選手は2022年の2月にモデルの”由布菜月さん”と結婚しています。
由布さんのYouTubeには、上田選手が登場することも。
上田綺世はプライベートでは天然で大食い!?
豪快なプレーで観客を驚かせる上田選手ですが、実はプライベートではとても天然なのだとか。
さらには大食いで、2人前は当たり前に食べるというエピソードも。(参照:Number Web)
上田綺世選手のプレースタイル
上田選手は、「THE ストライカー」というプレースタイルです。
解説者が思わず「おぉ!」と言ってしまうほどの豪快なプレーを披露。
試合中に声を荒げることはほとんどなく、常に高い集中力を持ってチャンスをうかがっています。
シュート技術の高さ
Embed from Getty Images上田選手のシュートは豪快な上に正確です。
GKにはノーチャンスだと感じさせる”ゴラッソ”は、サポーターの記憶に残るものばかり。
練習でも、同僚を驚かせるほどのシュート精度を披露し、周囲の選手から一目置かれています。
ゴラッソとは
スーパーゴールのこと。
オフ・ザ・ボールの質の高さ
Embed from Getty Images上田選手はオフ・ザ・ボールの動きの質が非常に高いです。
相手DFはマークを徹底しているはずなのに、”なぜかフリーでシュート”を打っています。
一瞬のスキをつき、相手選手の逆を突くことで上田選手にたくさんのチャンスが生まれています。
オフ・ザ・ボールの動き
ボールを持っていない時の動き。
相手DFのマークを外し、パスをもらえるように動くこと。
身体能力の高さ
Embed from Getty Images上田選手は身体能力が非常に高い選手です。
- スピード
- ジャンプ力
- フィジカルの強さ
FWに必要とされる全ての能力を兼ね備え、さらに身体の使い方も上手い。
相手選手を弾き飛ばせるほどの力強いFWを、日本サッカーファンは長年待ち望んできました。
それこそが、上田綺世という男なのかもしれません。
上田綺世選手の経歴
- 浜田吉田ヶ丘スポーツ少年団(水戸市立吉田小学校)
- 鹿島アントラーズノルテ(水戸市立第四中学校)
- 鹿島学園高校
- 法政大学
- 鹿島アントラーズ
小学生・中学生時代
上田選手は小学生時は地元・水戸市の少年団でプレーし、中学生から鹿島アントラーズの下部組織でプレーしています。
鹿島アントラーズジュニアユース(中学生)は3チームあります。
- 鹿島:鹿嶋市
- ノルテ:日立市
- つくば:つくば市
上田選手は茨城県北東部の日立市にある鹿島アントラーズノルテでプレーをしていました。
ジュニアユースの選手たちはユース昇格を目指してプレーをしますが、なんと上田選手は鹿島アントラーズユースへの昇格を逃しています。
当時は170cmで、FWとしては体格が足りていないことが昇格を逃した大きな理由だったようです。
高校生時代
上田選手は、茨城県の強豪校・鹿島学園高校に進学します。
鹿島学園はアントラーズと提携しており、アントラーズユースの選手は鹿島学園に通っています。
チームスタッフのススメもあり、上田選手は鹿島学園入りを決めたと推測されます。
3年の時には、上田選手は鹿島学園の10番を背負い、全国大会に出場しています。
大学時代
高校卒業時にはプロ入りはせず、法政大学へと進学します。
上田選手は1年生から試合に出場し、関東大学サッカーの新人王を獲得。
2年生の時には全日本大学サッカー選手権で優勝し、日本一に輝いています。
この時点で上田選手は有名な存在でしたが、3年生の時に日本中にその名をとどろかせました。
「大学生ながらも日本代表選出。コパアメリカ出場」
Embed from Getty ImagesJリーグが中断できず、2019年のコパアメリカには一部海外組+東京五輪世代で臨みました。
そのメンバーに、唯一の大学生として上田選手がメンバー入り。
予選リーグで敗退となりましたが、ウルグアイ、チリ、エクアドルといった強豪国と本気で戦えたことは、間違いなく良い経験になっているはずです。
大学生で日本代表に選出されるのは、永井謙介選手(FC東京)、山村和也選手(川崎フロンターレ)に次いで3人目の快挙です。
コパアメリカの直後、大学生の世界一を決める大会であるユニバーシアード日本代表に選出されます。
上田選手は、アルゼンチン相手に2得点。
決勝のブラジル相手にハットトリックを達成し、日本の優勝に貢献しました。
コパアメリカを戦った男が”格の違い”を見せつけました。
鹿島アントラーズ
Embed from Getty Images上田選手はユニバーシアード終了後、法政大学サッカー部を退部し、鹿島アントラーズへの入団を決断します。
途中加入となった2019年から試合に出場し、J1では13試合4得点。
その後の活躍はみなさんも知る通り、2020年、2021年シーズンともに2桁得点を上げる活躍をみせ、東京五輪にも出場。
日本代表にも選出され、外国人助っ人以上の活躍を見せています。
大学卒業後に鹿島への加入が内定していましたが、1年半も前倒しでプロ入りします。
また、2020年に法政大学を卒業しています。
上田綺世の移籍先「セルクル・ブルッヘ」について
ここからは、上田綺世選手がプレーするセルクル・ブルッヘについてご紹介します。
※ベルギーのジュピラーリーグは、DAZN にて視聴できます。

ベルギー北西部の街 ブルージュ
Embed from Getty Imagesサークル・ブルージュのホームタウンは、ベルギー北部に位置する「ブルージュ」という街です。
屋根のない美術館と呼ばれるほど美しい街並みで、その景観はユネスコ世界遺産にも登録されています。
観光都市としても知られ、毎年多くの観光客が訪れます。
ブルージュのサッカーチーム
ブルージュを本拠地とするプロサッカーチームは、2チームあります。
- セルクル・ブルッヘ
- クルブ・ブルッヘ
まずは、上田選手の移籍が噂されるセルクル・ブルッヘについて。
セルクル・ブルッヘ
Embed from Getty Images創立:1899年
クラブカラー:緑×黒
スタジアム:ヤン・ブレイデル・スタディオン(約30,000人収容)
1900年代前半はベルギーリーグを制するなど、古豪として知られています。
ここ10年はベルギーリーグ18チーム中、10位以降が定位置。
2部に降格していた時期もあり、低迷が続いています。
ちなみに、セルクル・ブルッヘのオーナーは、南野拓実選手の新天地・ASモナコのオーナーも務めるリボロフレフさんです。
※エデン・アザール選手の弟、キリアン・アザール選手も所属しています。
現在フランスでプレーする植田直通選手も、2018年に同じく鹿島からセルクル・ブルッヘに移籍しています。
クルブ・ブルッヘ
Embed from Getty Images創立:1891年
クラブカラー:青×黒
スタジアム:ヤン・ブレイデル・スタディオン(サークル・ブルージュと同じ)
ここ10年でリーグ制覇は5回。
ベルギーの絶対的王者としてUEFAチャンピオンズリーグにも出場しています。
2022年には本間至恩選手が加入。
現在はセカンドチームでプレーしていますが、ベルギー王者のトップチームでの活躍が期待されています。
本間選手については、こちらを読んでください。
【本間至恩について】
まとめ
いま日本で最も期待されているストライカーである上田綺世選手。
セルクル・ブルッヘへの移籍には、SNSでも「もっと上にいけたのでは?」という声も多く上がりました。
シーズン開幕当初は上田選手が輝けるようなパスが少なく、「もっとやれるはずなのに」と感じたファンは大勢いるはずです。
それでも、現在はチームのトップスコアラーとして、チームからの信頼も勝ち取った上田選手。
カタールW杯では、世界中に”AYASE UEDA”という名前を轟かせるでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
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